多彩なゲストをお招きして、さまざまな交流、交歓の場を作り出す「a-cita café special program」。2012年の第3回は、昨年9月に続き再び『何に着目すべきか』を開催します。前回は本をつまみにお酒を飲み、語らい、様々な人が集う場を作り出した彼ら。今回はテーマを「価値の再発見」とし、多彩が集い、ディスカッションを行います。
フランスの社会学者で著述家であるジョルジュ・ペレックの言葉に導かれながら、本をめぐる対話の場を設計した前回の『何に着目すべきか?』。アサヒ・アートスクエアで行なう第二回のテーマは、「価値の再発見 / LOST & FOUND」。現在さまざまなジャンルで、個人的でありつつも、大きな視点を併せもちながら、書籍や音源のアーカイブを目的とした復刻、復刊や、歴史的な言葉の引用などの動きがみられます。いまは失われてしまったもの。あるいは、一般的には忘れられつつあるもの。それらの再発見や、それがもつ価値へ愛ある新たな視点からの光を照射すること。今回の『何に着目すべきか?』は、そんな忘れ去られた言語・知識・音楽・概念・レシピ・道具といったものに着目し、その新しい意味を模索する機会にしたいと考えています。