「芸術家の肖像 - 写真で見る19世紀、20世紀フランスの芸術家たち」展

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激動の時代に生きた芸術家たちのポートレート・コレクションを世界初公開。印象派を含む19世紀のフランス絵画は日本でも人気が高く、彼らの作品を思い浮かべることは比較的容易と言えるでしょう。それに対して、多くの傑作を生みだした彼らの容姿は一般にはあまり知られていません。

本展は、フランス在住のコレクターが所蔵する19-20世紀に活躍した芸術家たち40名の肖像写真100点を初めて一般に公開するものです。写真術は19世紀前半に発明され、その後驚くべき早さで発達しました。これらの写真は、カメラがとらえた芸術家の肖像としては最初期のものであり、アトリエや屋外での様子も記録した大変貴重なものです。
出品作品のなかにはナダールやエティエンヌ・カルジャといった黎明期の写真家たちのセルフ・ポートレイトをはじめ、戸外で制作するミレーやモネの姿、印象派の画家たちと対立関係にあったアカデミズムの重鎮画家ジェローム、さらには伝説的な女優サラ・ベルナールなど様々な分野で活躍した芸術家たちの姿が撮影されています。
彼らの写真からはその容貌だけでなく制作風景や日常の表情、さらに作品の裏に隠れた生身の人間としての姿が浮かび上がってきます。

[画像: アンリ・マティス撮影者不詳 ]

スケジュール

2012年4月14日(土)〜2012年6月24日(日)