坂茂 「建築の考え方と作り方」

水戸芸術館現代美術センター

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建築家・坂茂の創作と活動を包括的に紹介する日本で初めての大規模個展。本展では、紙管をはじめとする様々な材料や構法を用いることで、住宅から公共施設、そして災害支援に至るまで、多くのプロジェクトを世界各地で進行させる建築家、坂茂(ばん・しげる)の活動の全貌を紹介します。坂の作品の特徴は、我々が普段、気にもかけずに見過ごしがちなものの中に建築の材料として特性を見出し、それを建築作品として実用化するところにあります。坂はそのキャリアの早い段階から、これらの材料を用いつつ優れたデザインで解決する建築家として、独自の建築手法を展開してきました。例えば、80年代に再生紙でできた「紙管」に着目した坂は、多くの研究と開発を経て「紙の家」や「ハノーバー国際博覧会日本館」を実現させた一方、安価でどこでも入手できるという利点を活かして、「紙のログハウス」「避難所用簡易間仕切り(Paper Partition System)」といった災害支援へと発展させました。また、海上輸送コンテナを利用した「ノマディック・ミュージアム」や、それを多層化させて実現した「コンテナ多層仮設住宅(宮城県女川町)」、街角で見かけた中国製の帽子にヒントを得た「ポンピドゥーセンター・メス」など、その活動は幅広く、国際的に高い評価を受けています。本展では、坂の初期作品から代表作「ポンピドゥーセンター・メス」、および進行中のプロジェクトに至るまで、坂茂の仕事を写真、映像、模型、立体展示で辿ります。日本初の試みとなった3階建てのコンテナ仮設住宅の実物大モックアップ(一世帯)を屋外に展示し、坂茂の活動の全貌を俯瞰できる構成を予定しています。

[関連イベント]
シンポジウム「建築と都市の未来」
2011年3月11日を境に、建築の安全性、災害に耐えられる社会やまちづくりについて再考することが重要な課題となりました。それから2年後となる2013年、「坂茂 建築の考え方と作り方」展開催にあわせて、建築家・坂茂氏と、異なるジャンルのプロフェッショナルらと共に、建築や人の可能性、新しい社会のヴィジョンとその実現に向けた方策をさまざまな視点から見いだすことを目的にシンポジウムを開催します。
日時: 3月3日(日) 13:30~16:00(開場13:00)
会場: 水戸芸術館コンサートホールATM
パネリスト: 坂茂 (建築家)、土井香苗(弁護士、ヒューマン・ライツ・ウォッチ東京ディレクター)、高橋靖(水戸市長)、菊川穣(一般社団法人 エル・システマジャパン代表理事)
参加費: 無料
定員: 600名(当日先着順)

※関連イベント詳細は公式ホームページよりご確認ください。

メディア

スケジュール

2013年03月02日 ~ 2013年05月12日
月曜日(ただし4月29日、5月6日は開館)、4月30日、5月7日は休館。

アーティスト

坂茂

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