「ワークウェアを超えたアート ~布への想いが美を作りだす~」

アミューズミュージアム

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明治時代~大正時代のリアルクローズ。お姫様や財閥令嬢のものではない、120年前の日本の「普通の女の子」の普段着・仕事着の美しさに驚かされる。タッツケとは、相撲の呼び出しなどが着用している膝から下が細く仕立てられた袴「裁着(たちつけ)」が転じたもので、青森県南部地方では女性の仕事着である股引(ももひき)の呼称だが、女性の下肢にこれほどの刺繍が施された衣類はこの南部地方に固有のもので世界的にも稀なものだ。当時の農村での仕事着は単なる作業着ではなく人が集まる場所に着ていく衣類でもあるので、現代でいうOLのオフィスウェアやビジネススーツに近い感覚の衣類だった。もちろん機能的なデザインとなっており、膝上は畑仕事の時に動きやすいようゆったりと、また膝下は害虫に刺されないため体にフィットするよう極端に狭くなっている。全面に施された刺し子は、娘たちの技を競うものであり、美しくありたいと願う心の発露であった。そんなに昔のことではない。かつては日本でも自分や自分の家族の衣類を一家の女性たちが自ら作ることは日常的なことだった。豊かではない暮らしの中、わずかな端切れ布や短い糸もとても大切にし、手に入るものを最大限工夫して、美しくありたい、健康でありたい、と願った想いが美しい仕事着に残されている。

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2013年10月04日 ~ 2014年03月30日

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