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「技巧の宝、発見 ヨーロッパを魅了した長崎みかわち焼」展

渋谷ヒカリエ 8/ CUBE 1, 2, 3
終了しました
江戸時代、現在の長崎県佐世保市に技術の粋を集めたやきものがありました。そこで焼かれたやきものは、藩の名称から当時は「平戸焼」、現在は「みかわち焼」と呼ばれています。このやきものは、藩の厚い保護を受けていたため、江戸時代のさまざまな経済の荒波に巻き込まれることなく、技術の粋を極めた細工
ものや茶道具などをつくり続けることができました。幕末(1800 年代半ば)からは、コーヒー碗をはじめと する薄手の食器や繊細な造形の「細工もの」が輸出され、20世紀半ばまでヨーロッパで高い評価を得ました。その一部は、大英博物館やヴィクトリア & アルバート博物館などにも収蔵されています。大量生産や廉価な商品が普及する高度成長期以降 は、この一つひとつ手仕事でつくり出していくみかわち焼は、時代に取り残されて、知る人ぞ知る存在になっていました。しかし2010年代になり、このやきものが、再評価され始めました。お殿様の器をつくるために採算を度外視した素材選びと、高度に進化していった職人技は、DNAとなって、いまも随所に受け継がれています。近年は江戸時代から近代の名品の再評価し復元や、伝統技を活かした現代の器づくりを積極的に取り組んでいます。
みかわち焼の名品と、現代の代表作が渋谷ヒカリエに集まります。
2013年1月11日(金)~14日(月・祝) には、 8/COURTにて、「みかわち焼1000趣1000枚の豆皿市」を開催いたします。伝統技の手描きが生み出す、1000種類の豆皿。宝づくし、雲鶴、竹雀など、お好きな取り合わせをお楽しみください。

[関連イベント]
ライブトーク「みかわち焼めぐり in 渋谷ヒカリエ」400年の歴史と伝統を誇る、みかわち焼の魅力とは
日時: 1月14日(月・祝) 13:00~、16:00~ 各30分
ゲスト: 松下久子(長崎県文化振興課主任学芸員)、みかわち焼窯元

スケジュール

2013年1月9日(水)〜2013年1月21日(月)

開館情報

時間
11:0020:00
入場料無料
展覧会URLhttp://www.hikarie8.com/cube/2012/12/post-9.shtml
会場渋谷ヒカリエ 8/ CUBE 1, 2, 3
http://www.hikarie8.com/cube/
住所〒150-8510 東京都渋谷区渋谷2-21-1 渋谷ヒカリエ 8F
アクセス東京メトロ副都心線・半蔵門線・ 東急田園都市線渋谷駅B5出口より直結、JR線・京王井の頭線渋谷駅2階連絡通路より直結、東京メトロ銀座線渋谷駅1階より直結
関連画像

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