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関根美夫 「身体から記号へ」

東京画廊+BTAP
終了しました

アーティスト

関根美夫
本展では、関根が初期に制作した抽象絵画と、後記の算盤を主題とした絵画を合わせて展示致します。
現在、欧米を中心に戦後の日本前衛美術が高い関心を集めています。なかでも具体美術協会は、来年グッゲンハイム美術館(ニューヨーク)での大回顧展『具体:素晴らしい遊び場』が予定されているなど、いまや日本の現代美術を代表する動向として位置付けられています。
第二次世界大戦を発端として、世界は急速に一元化しました。世界市場を流通する通貨に知性は凌駕されてゆきます。一方、多くのアーティストは表現の拠り所を自身の肉体に求め、身体性を転写した制作活動が世界で同時多発的に発生します。具体はその象徴的な出来事です。しかし、やがてマスメディアが人間の身体までも記号化する時代がやってきます。具体の芸術活動は、そのような消費社会に生きる現代人の、肉体を巡る試行錯誤の軌跡として読み解くことができます。
関根美夫は、通貨そのものでなく算盤という道具を描くことで、高度経済成長を生きた日本人の意識と行為の残像を表しています。関根の作品を今展示することは、情報と通貨と広告によって矮小化された身体性を意識し、再考する機会となるはずです。

[関連イベント]
トークイベント 「身体の消失」
日時: 2013年1月26日(金) 15:00-
ゲスト: 今村有策 (トーキョーワンダーサイト館長) 、他

スケジュール

2013年1月26日(土)〜2013年2月23日(土)

開館情報

時間
12:0018:00
休館日
月曜日、日曜日、祝日

オープニングパーティー 2013年1月26日(土) 16:00 から 18:00 まで

入場料無料
会場東京画廊+BTAP
http://www.tokyo-gallery.com/
住所〒104-0061 東京都中央区銀座8-10-5 7F
アクセスJR新橋駅銀座口より徒歩4分、東京メトロ銀座線・日比谷線・丸ノ内線銀座駅A3出口より徒歩5分、都営地下鉄大江戸線・ゆりかもめ汐留駅5番出口より徒歩5分
電話番号03-3571-1808
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