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「天上の愛・地上の美 ヨーロッパ絵画展 - バロックから近代へ -」展

宇都宮美術館
終了しました

アーティスト

アントニオ・デル・カスティーリョ、ジョルジュ・ルフェーブル、オノリオ・マリナーリ
本展は、17世紀のバロック絵画から19世紀の近代絵画まで58点の油彩画を紹介するものです。スペインやベルギーなどカトリックの国からは、聖書に主題をとった重厚な宗教画が、市民革命をいち早くな しとげたオランダからは、庶民の暮らしを生き生きと描く風俗画が生まれました。そして近代に至ると、日常のひとこまを屋外の光の諧調の中で描く作品が好まれるようになります。本展出品作はわが国ではまだ知られざる画家たちの作品が中心ですが、そこにはラファエロやルーベンス、モネなどの、時代の先駆者たちの影響を少なからず見てとることができます。まだ美術館がない時代、市井の人々の身近に存在し日々の暮らしを彩ってきたのは、そうした周縁の画家 たちの作品でした。13か国56人の画家たちによって描き出される、ヨーロッパ絵画史のもうひとつの姿がここにはあります。

本展覧会でご紹介するのは、長野市在住の個人コレクター長坂剛氏が三十年間にわたって収集し てこられた作品の一部です。ルーヴル美術館で見た「人類の遺産」に深い感銘を受けた長坂氏は、そ れを契機にヨーロッパをめぐり、作家の名前ではなく、自らの目が信じた作品の魅力を重視してコ レクションを続けました。

[画像: オノリオ・マリナーリ「聖チェチリア」]

[関連イベント]
講演会「名画の楽しみ バロックから近代へ」
講師: 千足伸行氏(本展監修者。成城大学名誉教授、西洋美術史)
日時: 6月16日(日) 14:00~15:30

講演会「美しい日々/アートとともに暮らすこと」
講師: 田中恒子(現代美術収集家。大阪教育大学名誉教授)
日時: 7月7日(日) 14:00~15:30

担当学芸員による作品解説
企画展担当学芸員による作品解説を行います。
日時: 会期中毎週土曜日 14:00から

スケジュール

2013年6月16日(日)〜2013年7月21日(日)

開館情報

時間
9:3017:00
休館日
月曜日
月曜日が祝日の場合は月曜日開館し翌日休館
祝日は開館し翌日休館(翌日が土曜日・日曜日・祝日の場合は開館)
入場料一般 700円、大学生・高校生 500円、小学生・中学生 300円
展覧会URLhttp://u-moa.jp/exhibition/exhibition.html
会場宇都宮美術館
http://u-moa.jp/
住所〒320-0004 栃木県宇都宮市長岡町1077
アクセスJR宇都宮駅西口より関東バス(豊郷台・帝京大学経由宇都宮美術館行き)「宇都宮美術館」下車、JR宇都宮駅よりタクシー20分
電話番号028-643-0100
関連画像

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