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「光のある場所(ところ) コレクションにみる 近現代美術の現実感」

神奈川県立近代美術館 鎌倉
終了しました

アーティスト

高橋由一、岸田劉生、谷中安規
西洋の遠近法と陰影法による写実表現を「真に迫る」技として驚嘆をもって学び入れた高橋由一、松岡壽らにはじまる明治期の日本近代洋画から、黒田清輝らが取り入れた外光派の柔らかな色彩、そして大正期の萬鉄五郎や岸田劉生が追及した鮮明な光。1930年代には、内田巌が静謐なリアリズムに時代の不安な空気を、阿部合成や三岸好太郎が具象表現にシュールレアルな感覚を帯びさせる一方で、谷中安規や藤牧義夫が木版画で「輝く闇」とも形容すべき幻想的な世界を描き出すなど、技法の成熟と時代の諸相を反映した多様な「リアル」のかたちが展開しました。さらに、カンヴァス全体を、光をめぐるイメージの実験場とした戦後の抽象表現主義から、空間そのものを作品とする現代美術の内藤礼まで、「光の現れ」に焦点を当てて当館のコレクション約80点を紹介し、近現代美術にみられる多様な現実感のありかたを考えます。

[関連イベント]

「学芸員によるギャラリー・トーク」
日時: 2月1日(土)、3月8日(土) 14:00~14:30
※申込不要、参加無料(ただし「光のある場所」展の観覧券が必要です)

ワークショップ「光でえがく場所:色と線でフィルムに直接描く映画製作」
日時: 3月9日(日) 14:00~17:00
講師: 石田尚志氏(美術作家)
会場: 神奈川県立近代美術館 鎌倉
※要申込、参加無料(ただし高校生以上の方は「光のある場所」展の観覧券が必要です)

※イベント詳細及びお申込み方法は公式ホームページよりご確認下さい。

[画像: 内藤礼「恩寵」2009(1999-)年 ビーズ,テグス 神奈川県立近代美術館蔵 撮影:畠山直哉]

スケジュール

2013年12月14日(土)〜2014年3月23日(日)

開館情報

時間
09:3017:00
休館日
月曜日
月曜日が祝日の場合は開館
備考
閉館日: 12月29日(日)~1月3日(金)
入場料一般 700円、20歳未満と学生 550円、65歳以上 350円、高校生 100円
展覧会URLhttp://www.moma.pref.kanagawa.jp/museum/exhibitions/2013/hikari/index.html
会場神奈川県立近代美術館 鎌倉
http://www.moma.pref.kanagawa.jp/museum/
住所〒248-0005 神奈川県鎌倉市雪ノ下2-1-53
アクセスJR横須賀線「鎌倉駅」下車、徒歩約10分
電話番号0467-22-5000
関連画像

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