吉川壽一「上上する・ん展」

コニカミノルタプラザ

終了しました

アーティスト

吉川壽一

私は「ア・あ」からはじまり「ン・ん」で終わる＜カタカナ＞＜ひらがな＞を毎日、書ingしてきました。これらの文字は「古今和歌集」が成立した905年頃にはあったと言えます。日本の上代には「ン・ん」の日本語と発音はなかったとなると、誰が発見し、日本に運び込んでこられたのか。その方は空海さんであろうと言われています。遣唐使として中国に渡り、サンスクリット学を学ばれ、森羅万象する宇宙の終焉という意味を「ン・ん」に持たせ、発音と共に真言の深い思想を構築された空海さんにしてなし得たことと考えられています。三筆の一人である空海さんの「書」は、常に私の眼前にあり、常に臨書しています。空海さんの「ん」を見ていただこうと考えた時、「ナナイロ」が目に飛び入ってきました。「ナナイロ・ん」作品を基に、「武蔵」「一心」「ん」がLEDのHIKARIで“光る”とは何？？？？を展覧いたします。

[会場: GALLERY A]

スケジュール

2013年8月19日(月)〜2013年8月29日(木)