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土門拳 「路上」

写大ギャラリー
終了しました

アーティスト

土門拳
本展は、写大ギャラリーが収蔵する約1,200点の土門拳作品の中から、戦前、戦中、戦後にわたって、路上で撮影されたスナップ写真を集めて展示するものです。昭和の写真界の巨匠 土門拳は「カメラとモチーフの直結」「絶対非演出の絶対スナップ」といった考えに基づく「リアリズム写真運動」を先導し、その生涯にわたり、「古寺巡礼」や「文楽」など日本の美術・伝統文化に関わるもの、「風貌」など著名な人物のポートレート、そして「ヒロシマ」や「筑豊のこどもたち」に代表される社会的な問題を扱ったものを写真で捉え続けました。主に中判・大判カメラを用いて被写体を徹底的に凝視し、揺るぎない構図で撮影された「古寺巡礼」や「風貌」などの作品群と、今回の展示作品のような一瞬の間合いで被写体の本質に迫ろうとする路上でのスナップ写真は、一見全く別のジャンルの写真のように感じられますが、常に日本人としてのアイデンティティや美意識への問いかけを続けていた土門にとって、それらは一貫したテーマであったと言えるでしょう。本展では、戦前の下町の庶民の生活、戦時下の出征兵士を見送る人々、戦後の混乱期、子供たち、デモなど、それぞれの時代を象徴する昭和の日本人の姿を記録した作品を紹介します。
会場: 東京工芸大学 芸術情報館2階

スケジュール

2015年1月11日(日)〜2015年3月29日(日)

開館情報

時間
10:0019:00
休館日
木曜日、日曜日
入場料無料
会場写大ギャラリー
http://www.shadai.t-kougei.ac.jp/
住所〒164‐8678 東京都中野区本町2-4-7 東京工芸大学 5号館(芸術情報館)2F
アクセス東京メトロ丸の内線・都営大江戸線中野坂上駅より徒歩7分
電話番号03-3372-1321
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