「版画が持つプロセスにおける偶然性を、自然災害や事故などの日常における不確定要素と重ね合わせ、選択不可能な大きな世界の流れに対して、どのような抵抗が出来るのか。サイコロを振るという行為は世界へのささやかな抵抗として人間に与えられた貴重な主導権であるならば、作品を作るということも同じく自らが起こすことの出来る小さな奇跡なのかもしれない。」と湯浅克俊は言います。POLARIS☆The Art Stageでは今夏にベルギーでの滞在制作中に制作した作品に加え、この個展のために制作した新作のインスタレーションも展示します。