「10月のエトランジェ」展

表参道画廊

終了しました

アーティスト

鈴木純郎、松本里美、宮山正光、宮山リサ

「エトランジェ」というフランス語の言葉は、「異邦(郷)人」という語訳ですが、「自分と違う人」＝「異なる価値観を持つ人」という精神的な意味合いを強調させるために使われることが多いように感じます。アーティストは、自然や人格、事象または空想などありとあらゆる物からインスピレーションを得て作品を制作しますが、それらはすべてその作家の内面で醸成、構築されてはじめて形となります。そういった意味でも、作品は作家そのものであり作家の価値観を反映させたものといえます。出品作家は、銅版画の松本里美、立体作家の宮山正光、同じく立体・家具造形の鈴木純郎、そしてジュエリーデザイナーの宮山リサ。4人の表現は、観念的な目に見えないものに形を与えることからはじまります。それは、古代中国の民話や説話の再現であったり、エジプトの豪華な首飾りの、またはプリミティブなアフリカの土俗文化の回顧、或いは近代彫刻の根幹を継ぐものだったりするだけではなく、各アーティストの独自の世界観と価値観を表現したものばかりです。今回の展覧会のために作家たちは丹誠込めて制作しました。4人のエトランジェが繰り広げる世界をご覧頂けます。

スケジュール

2014年10月20日(月)〜2014年11月1日(土)