終了した展覧会・イベントです

「ダイアローグ - 対話するアート - 」

群馬県立館林美術館
終了しました
芸術作品は、アーティストの孤独な制作作業から生み出されるもの、というイメージがないでしょうか?しかし、新たな創造は、しばしば人や物事の影響、偶然の出会いからもたらされ、時間や空間を超えて作品、作家どうしが共鳴しあうこともあります。  本展は、作家と作品の歴史上の関係や時空を超えた類縁性に注目し、「対話」をキーワードに当館のコレクションを見ていくものです。例えばイギリスの抽象画家ベン・ニコルソンは、晩年のスイス滞在中に版画制作に専念し、摺りを担った若きフランソワ・ラフランカを、自然と幾何学が融合した造形へと向かわせました。あるいは、自然の中で歩く行為を通して作品を制作しているリチャード・ロングと徒歩で到達できる地点から地表を撮影した松江泰治の写真、絶滅危惧種の動物をモチーフとしたアンディ・ウォーホルのシルクスクリーンと、地球上の生命を讃歌する永井一正のグラフィックポスターは、不思議な共鳴を響かせるでしょう。本展ではさらに、コレクションを別の地平へ切り開く試みとして、群馬県高崎市のアーティスト・イン・レジデンス・スペース「パレ・デ・パリ」の協力のもと、レジデンス滞在中の若手フランス人作家が当館のコレクションと関わるインスタレーションを行います。「自然と人間の関わり」をテーマとする当館の作品と、風景のドローイングをベースとするモリーン・コロマールMaureen Colomar(1984~)のインスタレーションは、どのように呼応し、対話をするでしょうか。 目的や前提にとらわれないコミュニケーションの方法でもある「対話」は、アートにおいても、それを枠組から解放し、新たな輝きを与えるきっかけとなることでしょう。
【関連イベント】
パフォーマンス+アーティスト・トーク
出品作家モリーン・コロマールが、トークとパフォーマンスを行います。
日時: 2014年12月20日 (土) 14:00〜15:00
出演: モリーン・コロマール
学芸員による作品解説会
展覧会担当学芸員による解説を聞きながら、作品を鑑賞します。
日時: 2015年1月11日 (日)、1月24日 (土)、2月4日 (水)、3月5日 (木)、3月20日 (金) 各日14:00〜14:30
※詳細は公式ホームページよりご確認ください。

スケジュール

2014年12月20日(土)〜2015年4月5日(日)

開館情報

時間
9:3017:00
休館日
月曜日
月曜日が祝日の場合は月曜日開館し翌日休館
年末年始休館
備考
年末年始休館
入場料一般 500円、大学生・高校生 150円、中学生以下・障害者手帳提示とその介護者・被爆者健康手帳提示 無料
会場群馬県立館林美術館
http://www.gmat.pref.gunma.jp/
住所〒374-0076 群馬県館林市日向町2003
アクセス東武伊勢崎線多々良駅より徒歩20分、多々良駅よりタクシー10分
電話番号0276-72-8188
関連画像

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