今展では、1970年後半からほぼ35年に及んだ制作期間の中で、時代に反応しながら自分の表現方法を模索した作品を変遷過程に合わせた展示し、それを体験することで作家が提唱した「想像や工夫、生活環境に対応した、ネオフォークロア」への道筋を観て感じていただくことが目的です。永井の初期写真作品から2010年のドローイングまで幅広い作品群を展示します。今展は一週目と二週目に分かれており、第一週目は「Photograph + + + +」と題し、写真表現をベースにした創作の変遷、[ZUECCA] in a gardenを軸とした展示を行います。二週目は「Drawing + words & poetry」と題し、写真表現から描画表現への移り変わり、「words」、「poetry」との融合を軸とし、晩年の最終作品までの流れを展示します。