「日本陶磁協会賞受賞作家展」

セイコーハウス銀座ホール

終了しました

アーティスト

福島善三、前田正博他

その年のもっとも優秀なやきものを作った新進の作家に与えられる賞として、日本陶磁協会賞が設立されて60周年を迎える今展では、新たに2013年度日本陶磁協会賞受賞の福島善三氏を加えて、第56回日本陶磁協会賞受賞作家展を開催いたします。今展は、40余名のこれまでの歴代受賞作家による優品とテーマ作品「蓋物　ハレのうつわ」を合わせて約150点の展観となります。福島善三氏は、福岡県の小石原焼という伝統的な窯業地の窯元に生まれ育ち、小石原の鉄分の多い土を素材として、小石原焼伝統の飛び鉋(かんな)などの技法を駆使しながら独自の繊細で緻密な作品を生み出しています。鉄釉、赫釉(かくゆう)の端正な作品からは、長い試行を重ねて獲得した釉薬に対する氏の強い思いが感じられます。また会場にはそうした思いが結実した失透性の淡い釉薬をほどこした月白瓷の作品も並びます。十四代今泉今右衛門氏は、2014年、色絵磁器で重要無形文化財保持者（人間国宝）の認定を受けられました。陶芸家としては最年少の認定となります。江戸時代より続く佐賀・鍋島藩御用窯の御用赤絵師の家に生まれ、代々受け継がれた色鍋島の色絵技を取得。2002年に14代を襲名して以降は、当代独自の「雪花墨はじき」や「プラチナ彩」を駆使した作風を展開し、今回の人間国宝の認定により、さらに新たな色絵表現を目指します。
【関連イベント】
ギャラリートーク
日時: 2015年2月14日 (土) 14:00〜
出演: 前田正博

スケジュール

2015年2月11日(水)〜2015年2月22日(日)