重田美月「途中の面影」

Gallery Momo Ryogoku

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アーティスト

重田美月

3.11 以降、あるいは延々と殺戮を繰り返す世界の状況は、否応もなく重田の心にも重くのしかかり、以前より一層周囲の物質や社会のなりたちを深く見つめることへと意識が変わり、前回の個展ではそうした視線の変化による発見が、暮らしの中で初めての路地を歩くときの気持ちと重なって、「未知の路地」というタイトルによる発表となりました。今展では視点をもう一歩進め、今という瞬間を意識する事で、途中の状態の連続である日常を肯定し、それを大切に受け取りたいという思いから「途中の面影」というタイトルがつけられています。個展後は対外的な地方でのグループ展への参加も呼びかけられており、3 年振りの個展となる今展が新たな出発の契機となる予感を孕んでいます。光を描いたという油彩作品5 点と、線だけで光を表現したというドローイング7 点による展示を予定しています。

スケジュール

2015年6月6日(土)〜2015年7月4日(土)