「テトリス・ハイ」展

アートセンター・オンゴーイング

poster for 「テトリス・ハイ」展

このイベントは終了しました。

小川格(おがわいたる)は、1969年東京生まれ。1997年にベルギーの王立アントワープ美術アカデミーを修了。現在は長野県茅野市で制作を行いながら、個展をはじめグループ展やアートプロジェクトの参加など、精力的に発表を続けるペインターです。小川の絵画には、寒色を中心とした鮮やかな色彩に、何とは言い表しがたい「物体(のようなもの)」が繰り返し描かれます。それは深い海で漂う浮遊物なのか、あるいは高い空中に浮かぶ飛行体なのか。「物体(のようなもの)」は、観る者それぞれの記憶から特定の「何か」を引き出そうとしますが、それは決して達成されることなく、言語化するギリギリの境界を行き来するもどかしさを与えます。それには、描かれる「物体(のようなもの)」の内側が空っぽであるということが関連しているのかもしれません。中身がからっぽだということは、そこに外郭/外核があるということを意味します。あるひとつのカタチがほどけていく、この瞬間は、囲いから解き放たれる解放の瞬間でもあり、またあるいはこれから新しいカタチへと変貌を遂げる過程であるようにもみえます。どう見るかは、観る者にゆだねられるのです。小川は自作に対し、何か特定の意味を付与し、それらを説明しようとはしません。「作品と作家と観る人は、正三角形のような関係だと考えている。作品そのもの、作家の意図、観る人の感想は、それぞれ平等に尊いものだと思っているのです。」と本人は語ります。それはすなわち、作家が観る人に言葉(解説)を与えるのではなく、作品に直接対峙するとき、観る人の中に生まれる感情や意味が重要なのだということに他なりません。小川は「物体(のようなもの)」を描くことによって、言葉にならないぼんやりとした何かから、ふっと言葉になってゆく、その境界の行き来を観る者それぞれに経験させるのです。他ならぬ絵画というもう一つの言語体系を用いて。Ongoingでは約3年ぶりの個展となる今展。
[関連イベント]
※関連イベント詳細は公式ホームページよりご確認下さい。

メディア

スケジュール

2015年06月10日 ~ 2015年06月21日
月曜日・火曜日は休館

オープニングパーティー 2015年06月13日19:00 から
参加費: 1000円(軽食、1drink付き、入場料込み)

アーティスト

小川格

Facebook

Reviews

All content on this site is © their respective owner(s).
Tokyo Art Beat (2004 - 2017) - About - Contact - Privacy - Terms of Use