西井知早 「陰は巡る」

エモン・フォトギャラリー

poster for 西井知早 「陰は巡る」

このイベントは終了しました。

写真の新たな表現を模索するアーティストにフォーカスするEMON AWARD。EMON PHOTO GALLERYでは、7月15日より、第5回アワード特別賞を受賞した西井知早のソロ・エキシビションを開催致します。 大学で写真を学びながら制作した作品『陰は巡る』は、生まれ故郷に向けられた その独特な世界観が評価につながり、多くの審査員の評価を集めました。
「去年の暮れに出雲大社に参拝し、それから山陰の名所巡りの旅をした。出雲大社は、日本最古の歴史書『古事記』にその創建が記されている古社で、旧暦の十月には日本中の神々が集まるとされているのだが、出雲だけでなく山陰地方は神話と深い繋がりを持ち、今もそういった名残がいろいろ感じられる場所だ。山陰の『陰』には『山の北側』という意味があるという。大山と日本海にはさまれた一帯は昔から民間伝承に満ちた風土がゆえに、松江に住んだ小泉八雲は『怪談』を書き、鳥取の境港生まれの漫画家の水木しげるは妖怪の世界を描き上げた。そして、同じ鳥取出身の西井早知の写真にも、そんな山陰独特のオーラというものが写し出されているように思える。荒涼とした冬の砂丘、自然に晒された岩肌、仄暗い室内に横たわる裸の女性、漆黒の中に浮かび上がる朽ちた一本の櫛など、西井の撮る写真は、『陰』と、それに相対し共存する『陽』の世界が写し取られている。また、冬は厚い雲に覆われ雨も多く、語り継がれる伝承の宝庫という土地柄が醸し出す神秘性のようなものが、西井の写真に見え隠れしていて、そのことが作品を含みのある豊かなものにしているのである。言葉では伝えきれない、目に見えないものを写真にとらえようとしている西井の写真は、じっと見ていると心の奥へ奥へと訴えてくる魅力が息づいていると個人的には思うのだが、そういった要素を今回の展示で感じていただければ幸いだ。」 河内タカ (審査員)

メディア

スケジュール

2016年07月15日 ~ 2016年07月27日

オープニングパーティー 2016年07月15日

アーティスト

西井知早

Facebook

Reviews

All content on this site is © their respective owner(s).
Tokyo Art Beat (2004 - 2017) - About - Contact - Privacy - Terms of Use