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[画像: ルネ・ラリック シャンデリア「ブカレスト」(部分)/右:大客室 天井 (部分)]

「アール・デコの花弁 - 旧朝香宮邸の室内空間 - 」展

東京都庭園美術館
終了しました
建築の魅力は建物の外観だけでなく、その室内空間を含めてトータルに見たとき、存分に味わうことができます。旧朝香宮邸の室内空間を見ると、キュビスムからの影響である直線的・幾何学的・立体的なデザインのシャンデリアや天井、古代神話を連想させるような正面玄関のガラス扉など、様々なスタイルがアール・デコに昇華され、空間に取り入れられていることが分かります。また、室内の随所に見られる花のモチーフが空間に華やぎを与えています。さらに、空間の細部に目を向けると、多様な素材が用いられていることにも気づくでしょう。磁器製の香水塔と漆塗りの黒柱、部屋ごとに異なる種類の大理石、ガラス、タイル、木材。形態や装飾文様だけでなく、こうした素材がアール・デコ特有の室内空間を生み出しているのです。そして、私たちはそれらのディテールを通じて、この建物に込められた人々の思いにふれることができます。
本展では、これまでに修復・復刻してきた創建時の調度品および、当館所蔵のアール・デコの時代に活躍した作家の作品・資料を展示し、旧朝香宮邸の室内空間の再現を試みるとともに、ディテールからみた建物の魅力をご紹介します。

[関連イベント]
トークイベント「昭和の美術タイルと旧朝香宮邸」
参加費無料(要展覧会チケット)・事前申込制
日時: 11月12日(土) 14:00〜
会場: 本館
定員: 30名
講師: 後藤泰男(LIXIL資料館・館長/学芸員)、加藤雅久(居住技術研究所)

トークイベント「ディテールのアール・デコ 旧朝香宮邸の室内空間」
参加費無料(要展覧会チケット)・事前申込制
日時: 12月3日(土) 14:00〜
会場: 本館
定員: 30名
講師: 後藤武(建築家、建築史家)

ギャラリートーク
参加費無料(当日の展覧会チケットが必要です・予約不要)
日時: 10月3日(月)、17日(月)、11月7日(月) 11:00~
11月25日(金) 18:00~
開始時刻になりましたら本館・大広間にお集まりください。

※関連イベント詳細は公式ホームページよりご確認ください。

スケジュール

2016年9月22日(木)〜2016年12月25日(日)

開館情報

時間
10:0018:00
休館日
月曜日
月曜日が祝日の場合は月曜日開館し翌日休館
年末年始休館
備考
11月25日(金)、26日(土) 、27日(日)は夜間開館のため20:00まで開館
入場料一般 900円(前売り720円)、大学生(専修・各種専門学校含む) 720円(前売り570円)、中学生・高校生・65歳以上 450円(前売り360円)
会場東京都庭園美術館
https://www.teien-art-museum.ne.jp/
住所〒108-0071 東京都港区白金台5-21-9
アクセス都営三田線・東京メトロ南北線白金台駅1番出口より徒歩9分、JR山手線目黒駅東口より徒歩10分、東急目黒線目黒駅正面口より徒歩12分
電話番号050-5541-8600 (ハローダイヤル)
関連画像

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