渡部敏哉 「Somewhere not Here」

POETIC SCAPE

poster for 渡部敏哉 「Somewhere not Here」
[画像: photo by Toshiya Watanabe]

このイベントは終了しました。

POETIC SCAPE では 3 度目となる渡部敏哉の個展『Somewhere not Here』を開催致します。渡部はこの作品において、自らの意識の底にあるイメージを写真で掬い上げることを試みています。海、都市、草木など、実在する風景を撮影した写真からは現実感が消え失せ、一様に「ここではない、どこか別の場所」を暗示しているように見えます。重苦しい空気を孕んだビルの谷間、眩いばかりの光に包まれた丘などの写真には、不安定さと美しさが同時に存在しています。
2013年の個展「18 months」にて渡部は、福島第一原子力発電所事故で警戒区域に指定され、非日常化してしまった故郷を、自分の記憶に残る「日常の故郷」と静かに重ねるように記録しました。一方、今作『Somewhere not Here』において渡部が写真化したイメージは、日常を被写体としながらも、その奥底に見え隠れする不明瞭なもの-「不穏な方向に変化していく世の中の空気感(非日常感)や不安な感情、不確かな希望(渡部の製作メモ)」-に接続しているように感じられます。
渡部が覗き込んだのは、水面につかみどころのない希望が輝き、川底に得体の知れない不安が堆積した、現代社会を流れる川のようなものなのかもしれません。

[関連イベント]
クロストーク: 渡部敏哉×飯沢耕太郎(写真評論家)
日時: 2017年11月26日(日)17:00-18:30
会場: POETIC SCAPE
参加費: 1000円(トーク終了後、懇親会 1ドリンク付)
※要予約、定員20名

メディア

スケジュール

2017年11月04日 16:00 ~ 2017年12月03日
月曜日・火曜日・祝日は休館、日曜日は18:00まで、水曜日は16:00~22:00

アーティスト

渡部敏哉

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