ロジャー・バレン 「BALLENESQUE」

エモン・フォトギャラリー

poster for ロジャー・バレン 「BALLENESQUE」
[画像: ロジャー・バレン「Shadow Chamber」(2005)]

32日後終了

エモンではこの秋、12周年記念企画として写真家ロジャー・バレンを日本に招いて展覧会を開催する運びとなりました。
ロジャー・バレンは1950年ニューヨーク生まれ。カリフォルニア大学バークレー校を卒業した後に様々な国を旅して周り、現在は南アフリカ・ヨハネスブルグに在住しています。バレンはこの土地で35年に渡たって写真の可能性を探り、実験的なアプローチによって作品を次々と発表。2001年作品「Outland」(Phaidon社)で一躍その名前を世界に広め、その後のセンセーショナルな創作活動は写真界のみならず美術界全体の注目を集めたことは言うまでもありません。
東京で行われていたDIESELのコラボ展「NoJoke」、そして今年7月からはアルルで重要なインスターレーション作品を発表しています。本展では、「BALLENESQUE: Roger Ballen-A Retrospective」(Thames and Hudson社)と題されたキャリアを通覧する作品集の出版に伴い、これまでの革新的な作品を一同に集めてお披露目する特別な企画展です。
バレン作品の特徴はその強烈な人物像にあります。また、窓のない壁や落書き(部屋の主が描いた)、シミや針金といった要素。人物とそれら複合的要素が光と影の中でぶつかり合って接合と分裂を繰り返し、これ以上足すことも引くこともできない一瞬が記録されています。正体不明の何かを宿して絵画に肉迫する写真。バレンのこの超現実的世界は私たちから言葉を奪い、深く意識の中に留まらせます。
初期から中期にかけた作品は、社会の周縁に生きる人々に向けられ、中期からは物モチーフを遠ざけて、ドローイング、空間構成に及ぶより前衛的な表現に移行していきました。展覧会タイトルとなった「Ballenesque=バレン的な」は、一見認識し難いバレン特有の美を表しています。
バレンの「怖さ」は一貫します。一瞬身構えて後ずさり、それでも息を凝らして見る写真。『善というものはつねにこなごなになって悪の中に散らばっているものである。純粋さとは、汚れをじっと見つめる力のことです。』弱い立場の人々に同調した哲学者シモーヌ・ヴェイユのこの言葉にも似て、バレンはこの澄んだモノクローム写真を通じて、見るものと対話し、考えるきっかけを与えようとするのです。
本展では、代表作「Outland,2001」を中心に、「ShadowChamber,2005」「Boarding
House,2009」「Aslum of the Birds,2014」、そして現在の「The Theatre of
Apparitions,2016」の作品を選りすぐって紹介致します。独自の様式を確立しながらもそこに囚われず、自ら殻を脱ぎ捨て、再生と変貌を繰り返すロジャー・バレンの世界。

[関連イベント]
ブックサイニング
日時: 10月21日(土) 15:30~

※イベントの詳細・申し込み方法は公式ホームページをご確認下さい。

メディア

スケジュール

2017年10月20日 ~ 2017年12月20日

アーティスト

ロジャー・バレン

入場料

無料

アートスペースの開館時間

11:00から19:00まで
土曜日は18:00まで
日曜・祝祭日休館

アクセス

〒106-0047 東京都港区南麻布5-11-12 TOGO Bld,.B1
電話: 03-5793-5437 ファックス: 03-5793-5414

営団地下鉄日比谷線広尾駅1番3番出口 徒歩3分

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このイベントに行かれる際には、東京アートビートで見たとお伝えいただければ幸いです。

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