終了した展覧会・イベントです
[画像: Collaborative patchwork created by local home-based tailor, courtesy of the artist]

「『東南アジアのもつれた糸 - グローバリズムにおける労働と格差社会』~タイよりアーティストのピヤラット・ピヤポンウィワットを迎えて~」トークイベント

AITルーム
終了しました

アーティスト

ピヤラット・ピヤポンウィワット
2000年以降、世界各地でファストファッションが旋風を巻き起こしています。多くの商品は、中国をはじめ東南アジアで生産されてショーウィンドウに並び、私たちの欲求を満たしています。一方その裏では、労働者をとりまく賃金や生活環境も問題として取り上げられています。
AIT ARTIST TALK #71「東南アジアのもつれた糸 - グローバリズムにおける労働と格差社会」"Tangled Thread over Southeast Asia" では、タイ出身のアーティスト、ピヤラット・ピヤポンウィワットを迎え、東南アジアの被服生産における労働環境と格差社会から、日本の養蚕業の歴史までを俯瞰します。
ピヤポンウィワットは、国際交流基金アジアセンターのフェローシッププログラムにより、ベトナム・タイ・カンボジア・ミャンマーにある縫製工場をリサーチで訪れ、労働者に丁寧なヒアリングを行いました。工業用ミシンが所狭しに並ぶ工場で寡黙に働く人々の姿を撮影したり、携帯電話を使って労働者用の集合住宅で日常生活の様子を捉えるなど、加速するグローバリズムや資本主義経済の一端から、労働者たちのささやかな「声」を掬い上げています。ここでは、5ヶ月に及ぶこれらのリサーチと、そこから浮かび上がった東南アジアのもつれた糸を紐解くと同時に、垣間見えた彼らの日常をどのように自身の作品へと変換していくのか、ピヤポンウィワットの思考にも迫ります。
日本における養蚕業を中心とした繊維・縫製工場の歴史や労働環境の問題とその背景にも取り組んだピヤポンウィワットの視点から、労働をめぐる現在の東南アジアの姿と、私たちの経済・文化活動、グローバリズムの裏側について考えてみませんか。

[概要]
時間: 19:00~21:00(18:30開場)
定員: 20名
参加費: 一般1000円、MAD受講・修了生、一般学生・AITベースメンバー 800円、ハウス/AITサポートメンバー 無料(すべて1ドリンク付き)
※要予約、本トークは英語で行われます。

※イベントの詳細、申し込み方法は公式ホームページをご確認下さい。

スケジュール

2017年10月24日(火)

開館情報

休館日
日曜日
イベントにより異なる。
入場料一般 1000円
展覧会URLhttp://www.a-i-t.net/ja/future_archives/2017/10/71.php
会場AITルーム
http://www.a-i-t.net/ja/
住所〒150-0033 東京都渋谷区猿楽町30-8 ツインビル代官山 B-403
アクセス東急東横線代官山駅正面口より徒歩3分、東京メトロ日比谷線4番出口より徒歩7分、JR山手線・埼京線恵比寿駅西口より徒歩10分
電話番号03-5489-7277
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