「プラセボソワカ」

横浜市民ギャラリーあざみ野

poster for 「プラセボソワカ」

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思いがけず、効果や価値を発揮する作用の仕方。それは、芸術作品が人に作用する仕方と類似しているのではないでしょうか。
たとえば、「プラセボ効果」は、科学では説明できない作用です。日本の医療では、呪文が用いられていた記録があり、江戸時代には、真言の「アビラウンケン ソワカ」が誤読された「油桶ソワカ」というマジナイが庶民の間で使われ、効果を発揮していました。しかし、そのマジナイが誤用だとわかると、それはただの言葉になってしまいました。
これらの作用の仕方のように、マルセル・デュシャンのひっくり返された便器にサインが書かれただけのものや仙厓和尚による一円相のように、市場原理からは遥か彼方にあるものが強さをもち、芸術作品としての価値があるということは、それに関わる権威によってうず高く積まれた言説の社会的影響を超えて、一者と一者、作品と鑑賞者との間で何がしかの力が働いているからでしょう。
これらはある時代や地域の中で、形を変えながらくり返し語られてきた力です。ある人はその力を「四次感覚」と名づけ、またある人は「アウラ」と名づけ、そしてまたある人は「呪力」と名づけたのです。
作品と作品。作品と観賞者。その間で予想外に接続され生じる、言語や理性ではくくりきれない混沌や呪力をテーマに作品を発表します。
会場: 1階展示室

メディア

スケジュール

2017年03月03日 ~ 2017年03月11日
開館時間: 10:00~17:00(3月5日(日)と3月11日(土)は、10:00〜20:00)会期中無休

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