「歿後60年 椿貞雄 師・劉生、そして家族とともに」展

千葉市美術館

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山形県米沢市に生まれた椿貞雄は、早逝した長兄の影響により画家を志すようになります。1914年に上京した椿は岸田劉生の個展を見て彼に会うことを決意しました。翌15年、劉生に迎えられた彼は草土社の結成に参加します。また彼は思想的には武者小路実篤や長與善郎たちの人道主義の感化を受け、『白樺』に育まれた芸術家として成長していきました。椿は美術学校などで正式な絵画技法を習得しないまま、画家となりました。劉生も白馬会葵橋洋画研究所で指導を受けた以外は独学でしたが、椿と出会った当時、独自の思索によって明治期以来の油彩画のなかで際立って濃密な絵画世界を作り上げようとしていました。椿は文字通りそのかたわらで絵画の制作を学びました。椿の画業は1920年頃より始まった劉生の東洋的写実に対する関心に従って変化し、やがて日本画(墨彩画)の制作も行うようになります。29年、椿は劉生の死によって制作に行き詰まるほどの状態になりますが、劉生が構想した日本における油彩画表現を受け継ぎ、独自の画境に到達しました。その世界は、東洋絵画の伝統を踏まえながらも近代日本の市民生活に根ざしたおだやかさに特徴が見られます。椿は1927年から亡くなるまで船橋市に住み、制作活動を続けました。歿後60年を迎え、彼が暮らした房総の地で開催される本展では、本人の作品だけではなく、彼の画業を考える上で欠かせない岸田劉生の作品、そして51年から父と同じ国画会に出品した次女の椿夏子(1926-2004)の型絵染による作品を紹介し、市井に生きた日本人が見つめた世界を回顧します。

[関連イベント]
1. 記念講演会「愛情の画家 椿貞雄」
講師: 花田美穂(伝国の杜 米沢市上杉博物館 学芸主査)
日時: 6月17日(土) 14:00より(13:30開場予定)
場所: 11階講堂
参加費: 聴講無料
先着150名※当日12:00より11階にて整理券配布

2. 市民美術講座「岸田劉生は何を描きたかったのか」
講師: 藁科英也(当館上席学芸員)
日時: 6月24日(土) 14:00より(13:30開場予定)
場所: 11階講堂にて
参加費: 聴講無料 先着150名 

3. 市民美術講座「椿貞雄は何を描いたか」
講師: 藁科英也(当館上席学芸員)
日時: 7月15日(土) 14:00より(13:30開場予定)
場所: 11階講堂にて
参加費: 聴講無料 先着150名 

※関連イベントの詳細は公式ホームページよりご確認ください。

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スケジュール

2017年06月07日 ~ 2017年07月30日
7月3日(月)は休館。金曜日と土曜日は20:00まで開館

アーティスト

椿貞雄岸田劉生

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