「人形アニメーション作家 持永只仁」展

東京国立近代美術館フィルムセンター

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日本に国産アニメーション映画が誕生して一世紀を迎える2017年は、その先駆者たちの足跡をたどるまたとない機会です。切り絵、セル、影絵といった技法を開拓した数々の作家が現われた中で、人形アニメーションという新分野を切り拓いたのが持永只仁です。東京に生まれ、佐賀や中国・長春で育った持永は1939年に芸術映画社に入社、瀬尾光世のもとでセル・アニメーションの修業を積み、『アリチャン』(1941年)では日本初の多層式アニメーション撮影台を開発しました。中国に渡った1945年に終戦となり、以降は新生中国の撮影所設立に力を尽くすとともにアニメーションの製作を指導、後の中国動画界をリードする多くの人材を育てています。1953年の帰国後は人形映画製作所を率いて『ちびくろ・さんぼのとらたいじ』(1956年)などの名作を送り出し、またその後も『ルドルフ 赤鼻のトナカイ』(1964年)などアメリカのテレビ・劇場向け作品に携わります。とりわけ『怪物の狂宴』(1967年)は、少年時代のティム・バートン監督にも強い印象を与えました。日中両国における人形アニメーションの創始者であり、アメリカの子どもたちも魅了した持永は、日本のアニメーション史においても独自の国際性を持つ存在です。この展覧会では、持永家で長く保管されてきた人形たちや製作資料、さらに写真や作品映像も交えながら、卓越したクリエーターであり優れた教育者でもあったその生涯に迫ります。
[関連イベント]
1、持永只仁 - その国際性 -
日時: 5月27日(土)
講師: 小野耕世氏(映画・漫画評論家)&持永伯子氏(持永只仁長女)
2、心理学から見た持永只仁作品
日時: 7月15日(土)
講師: 横田正夫氏(日本大学文理学部教授、日本アニメーション学会前会長)
3、日本アニメーション映画史の中の持永只仁
日時: 9月2日(土)
講師: おかだえみこ氏(アニメーション研究家)
4、中国のアニメーションと持永只仁
1970年代末から、北京電影学院で持永の薫陶を受けた中国のアニメーション関係者が来日、師・方明(ファンミン:持永の中国名)の思い出を語ります。
日時: 8月12日(土)14:00〜
ゲスト: 孫立軍氏(北京電影学院副院長) 李剣平氏(北京電影学院動画学院院長)
聞き手: 小出正志氏(東京造形大学教授、日本アニメーション学会会長) 和田敏克氏(東京造形大学准教授、アニメーション作家)
※詳細は公式ホームページよりご確認ください。

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スケジュール

2017年05月13日 ~ 2017年09月10日

アーティスト

持永只仁

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