終了した展覧会・イベントです
[画像: いわさきちひろ 「帽子の少女」 (1970)]

「開館40周年記念Ⅱ - 高畑勲がつくるちひろ展 ようこそ!ちひろの絵のなかへ - 」

ちひろ美術館・東京
終了しました

アーティスト

いわさきちひろ
古今東西の美術や文学に通じ、独自の審美眼でアニメーショ ンづくりの第一線で活躍してきた高畑勲。彼が創作のうえで 深い洞察を得てきた画家のひとりが、いわさきちひろです。 本展では、高畑の視点からちひろの絵の魅力を新たに発見し、 今までにない演出でちひろの絵の世界を体感できます。ベトナム戦争が激化するさなか、ちひろは戦火にさらされるベトナムの子どもに思いを寄せて、「戦火のなかの子どもたち」に取り組みました。体調を崩し入退院を繰り返しながらも、1年半を費やして習作を含む 44 点の作品を描き上げました。 アニメーション作品「火垂るの墓」(野坂昭如原作 1988 年公開)を監督 するにあたり、高畑は、若い制作スタッフに「戦火のなかの子どもたち」 を見せて、想像力を高めてもらい、迫真の表現を追求しました。高畑のことばとともに絵本の場面から焦土を想像すれば、戦争の虚しさと平和 の尊さが響いてきます。1968年、ちひろは編集者・武市八十雄とともに、「絵本 にしかできないこと」を目指し、「絵で展開する絵本」 の制作に取り組みます。イメージと絵が先に生まれ、そ こに短いことばをつける手法で少女の心の動きをとら えた絵本『あめのひのおるすばん』で、ちひろは新境地 を切り拓きます。本展では、少女のイメージや雨の情感 を探求した習作やスケッチもあわせて展示します。

[関連イベント]
1、開館40周年・20周年記念対談 高畑勲(アニメーション映画監督)×奈良美智(美術作家)
今会期いわさきちひろ展と茂田井武展を つくるふたりが、当館の開館40周年、安曇野ちひろ美術館の開館20周年を記念して 夢の対談を行います。
日時: 8/30(水)19:00〜20:30(予定)
会場: 紀伊国屋サザンシアター
2、ちひろの水彩技法体験ワークショップ
いわさきちひろが得意とした水彩技法の「にじみ」を体験し、 缶バッジをつくります。(制作所要時間 20〜30分)
日時: 7/21(金)〜23(日)10:30〜15:00(入れ替え制)
定員: 各日80名(当日先着順)
参加費: 200円

スケジュール

2017年5月19日(金)〜2017年8月20日(日)

開館情報

時間
10:0017:00
入館は16:30まで
休館日
月曜日
月曜日が祝日の場合は開館し翌平日休館
展示替期間・年末年始・2月は休館
入場料一般 1200円、学生・65歳以上 900円、高校生以下・18歳以下・障害者手帳提示と付き添い1名 無料
会場ちひろ美術館・東京
https://chihiro.jp/tokyo/
住所〒177-0042 東京都練馬区下石神井4-7-2
アクセス西武新宿線上井草駅北口より徒歩7分、JR中央線・JR総武線・東京メトロ丸ノ内線荻窪駅北口より西武バス「上井草駅入口」下車徒歩5分、西武池袋線石神井公園駅南口より西武バス「上井草駅入口」下車徒歩5分
電話番号03-3995-0612
関連画像

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