終了した展覧会・イベントです
[画像: 「デルフト」(2018) キャンバスに油彩 49×117.5cm]

村田真 「上の空」

SNOW Contemporary
終了しました

アーティスト

村田真
村田真は『ぴあ』編集者を経て美術ジャーナリストとして長らく活躍し、多数の著書を出版、朝日新聞や北海道新聞に美術評を書くかたわらBankARTスクール校長を務め、長年に渡り日本の美術界に大きく貢献してきました。美術に関する書き手としてはよく知られている村田ですが、13年前より作家としての制作も同時に再開、ジャーナリストらしいユニークな視点で制作された作品を発表しています。
この度のSNOW Contemporaryでの個展「上の空」では、フェルメールの《デルフトの眺望》やドラクロワの《ポワティエの戦い》など数々の歴史的名画の上半分のみを描いた作品群を発表いたします。村田はこれまで、フェルメールの「画中画」や、高橋由一の「豆腐」を考察しキャンバス自体を豆腐や焼き豆腐、油揚げに見立て描いた「豆腐絵画」、東京国立近代美術館におさめられている戦争画全153点を20分の1に縮小・模写した「プチ戦争画」シリーズなど、絵画史を引用したユーモラスな作品群を発表してきましたが、今回は世界的によく知られるドラマティックな名画の上半分に着眼した作品シリーズとなります。絵画作品の「上の空」部分は画面のおよそ半分を占めているにも関わらず、個々の作品の判別は困難であることに気づくでしょう。鑑賞者は、名画の上半分だけ描かれた作品を鑑賞することで、オリジナル作品を判別しようとし、その場所がどこで、主題がなんであるか想像を巡らせることになるでしょう。本展によって得られる新たな視点が、絵画を成立させる諸要素をあらためて考察する機会となれば幸いです。
[関連イベント]
アーティストトーク
日時: 7月21日(土)17:00〜18:00、8月4日(土)17:00〜18:00

スケジュール

2018年7月20日(金)〜2018年8月11日(土)

開館情報

時間
13:0019:00
休館日
月曜日、火曜日、日曜日、祝日
入場料無料
会場SNOW Contemporary
http://www.snowcontemporary.com/
住所〒106-0031 東京都港区西麻布2-13-12 早野ビル404
アクセス都営大江戸線・東京メトロ日比谷線六本木駅2番出口より徒歩8分、東京メトロ千代田線乃木坂駅5番出口より徒歩9分、東京メトロ日比谷線広尾駅4番出口より徒歩10分
電話番号03-6427-2511
関連画像

各画像をタップすると拡大表示します