終了した展覧会・イベントです
「SCAN THE WORLD - STAGE: COLLECTIVE BEHAVIOR - 」展
shop & gallery FL田SH（フレッシュ）
終了しました
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アーティスト
BIEN、石毛健太
「SCAN THE WORLD」は、複数人のアーティスト達が「ハンディスキャナー」というポータブルのスキャナーを持って街へ出て、様々な表面を記録してくるというプロジェクトです。それは床に敷き詰められたタイルの表面、ペンキが剥がれたビルの壁、そして落書きだらけの標識といった「街の破片」です。これらの街の破片は、スキャニングによってCGモデリングの素材に使われる画像データのように、「平たい画像」データとして保存されます。しかし手動でスキャニングをするこのプロジェクトにおいて、スキャニングされるデータには「手動が故のエラー」が発生します。それはスキャニングをするスピードや動きの正確さが一定でない場合、画像にバグが生じるからです。この「SCAN THE WORLD」のプロジェクトでアーティスト達はスキャニングをする行為に制約となるルールを制定します。それは「3人で肩車をしてスキャニングをする」「逆立ちしてスキャニングをする」といった内容で、画像にバグが起きること自体を目的とした制約です。このプロジェクトは、街の風景を平面でフラットなデータに変換するという行為と、街の風景に「奇妙な行動」によってノイズを起こすという2つの「矛盾した行為」を同時に実行する内容なのです。そのような2つの行為は、CGで設計された、まるでデータ空間のように平たく広がる都市の風景を、あえてノイズを生み出すことで「身体的な痕跡を伴うデータ」として記録します。それは、スキャニングという行為を通して街を再発見していく1つの遊びであり、そして同時に時代と共に消えていってしまう街の風景を、手触りある記憶として残していく小さな運動なのです。今回の展覧会では、ハンディスキャナーをアーティスト達から借り、実際に鑑賞者もスキャンに参加することができます。去年の渋谷の街の景色が、オリンピックに向けた劇的な変化の中で、すでに懐かしいと思えてしまう今だからこそ、「SCAN THE WORLD」のような個人個人が残すことができる街の記録・記憶の集積が、まるでポンペイの壁画の落書きのように、「街の歴史そのもの」となっていくのではないでしょうか。
[関連イベント]
トークイベント SIDE CORE × STW (BIEN & 石毛健太)
開催日: 10月28日(日)
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開催日: 10月28日(日)
スケジュール | 2018年10月12日(金)〜2018年10月28日(日) 開館情報
オープニングパーティー 2018年10月12日(金) 18:00 から 22:00 まで | ||||
|---|---|---|---|---|---|
| 入場料 | |||||
| 会場 | shop & gallery FL田SH（フレッシュ） https://www.instagram.com/flesh.tyo/  | ||||
| 住所 | 〒150-0001 東京都渋谷区神宮前3-38-11 原宿ロイヤルビル302 | ||||
| アクセス | 東京メトロ銀座線外苑前駅3番出口より徒歩6分、東京メトロ銀座線・千代田線・半蔵門線表参道駅A2出口より徒歩11分 |
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