柿崎真子「アオノニマス廻」

POETIC SCAPE

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アーティスト

柿崎真子

柿崎は生まれ育った青森の風景を長年撮り続けてきました。しかしその写真は『青森』という、人間が名付けた地名で表面的に理解されることを拒みます。むしろ匿名性を帯びた風景は見る者に、より根源的な向き合い方を求めてきます。(作品タイトルの『アオノニマス』は柿崎による『アオモリ+アノニマス』の造語)「土地の声を聞き、土地の細胞の写真を撮りたい」と語る柿崎にとって青森の風景は、我々の「見る、眺める」対象というものとは異なり、目の前の存在と対峙/対話する感覚です。したがってその撮影も風景写真というより、むしろ目の前の存在と向き合うポートレート写真に近いのかもしれません。柿崎は同じ青森の土地に”生まれた”目の前の風景と自分との間にある細胞レベルの繋がりを、写真によって確認しようと試みているのです。
[関連イベント]
クロストーク柿崎真子 × タカザワケンジ(写真評論家)
日時: 6月30日(土)18:00-19:30
定員: 20名、要予約
参加費: 1000 円(トーク終了後、懇親会 1 ドリンク付)
＊詳細は公式ホームページよりご確認ください。

スケジュール

2018年6月20日(水)〜2018年7月29日(日)