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[画像: 箕輪麻紀子 ≪貧乏コンチクショウ≫ 2018]

林芙美子 「貧乏コンチクショウ」

世田谷文学館
終了しました

アーティスト

林芙美子
幼少期の行商生活を経て、職を転々としながらも詩や童話を書き続けた林芙美子(1903~1951)は、自らの貧困生活へ立ち向かうように、生きる苦しみを吐露し、血みどろの人生を奔放な文体で表現しました。とりわけ『放浪記』は映画や舞台などに姿を変え、ひたむきに力強く生きる女性を描いた名作として、戦前・戦後を通じて多くの読者を魅了し続けています。芙美子は1925年、世田谷区太子堂の二軒長屋で詩人・野村吉哉と暮らしました。肺を患った野村は暴力的で争いが絶えない辛い生活でしたが、近隣には壷井繁治・栄夫妻、平林たい子等が暮らしており、作家仲間に支えられた時期でもありました。しかし、翌年には野村と別れ世田谷を離れます。新宿区中井に自宅を構えるまで、住まいを転々とし旅を愛した林芙美子。その作品は作者自身の前向きな人生観に裏打ちされており、労苦の多かった人生経験がその奥行を形作っています。本展では宿命的放浪の作家・林芙美子のことばを、現代の私たちへのメッセージ《幸福に生きるための処方箋》と捉え、原稿・書簡・絵画など約250点の資料でご紹介します。

スケジュール

2018年4月28日(土)〜2018年7月1日(日)

開館情報

時間
10:0018:00
休館日
月曜日
月曜日が祝日の場合は月曜日開館し翌日休館
展示替期間・年末年始休館
入場料一般 800円、高校生・大学生・65 歳以上 600円、中学生・小学生 300円
会場世田谷文学館
http://www.setabun.or.jp/index.html
住所〒157-0062 東京都世田谷区南烏山1-10-10
アクセス京王線芦花公園駅南口より徒歩5分、小田急小田原線千歳船橋駅北口より京王バス(千歳烏山駅行き)「芦花恒春園」下車徒歩5分
電話番号03-5374-9111
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