「大きさのイメージ | ジェローム・ブシャール x マチュー・ゴーデ」展

カナダ大使館高円宮記念ギャラリー

終了しました

アーティスト

ジェローム・ブシャール、マチュー・ゴーデ

カナダ大使館は、ジェローム・ブシャールの絵画とマチュー・ゴーデの彫刻を展示する現代美術展を開催いたします。作品のテーマは、「ものの大きさ(スケール)」で、日本と北米の文化を並べて提示することにより、また作品に使われている素材やテクニックを通じて、「近さと遠さ」という概念を浮かび上がらせます。また、波、山、岩といった双方の文化を象徴する図像を用いて距離を歪ませることによって、「近さと遠さ」の概念をとらえる試みも示されます。展示を一覧するうちに、見る人は作品に描かれているものの大きさについて、自らの解釈が揺らいでいくのを感じることでしょう。ジェローム・ブシャールは、カナダとベルギーに住み、地理データ、等高線生成器、ナイフ、デジタルカッティングプロッター、マイクロステンシルなどを使って絵画を制作しています。本展覧会は、2017年のトーキョーアーツアンドスペースおよび、2018年のベルギーでの Residence Artist Vivégnis Internationalのレジデンス・プログラム参加の成果として発表されます。ブシャールの作品は、ケベック大学モントリオール校ギャラリー、ギャラリーベルマーレランベール、モントリオール現代美術館などで展示されてきました。マチュー・ゴーデは、モントリオール在住の画家・彫刻家で、その作品は、初めから終わりまで繰り返され、また初めに戻る単旋律聖歌のように展開していく線が特徴的です。変化する形の連続は、ミニマリズムにつながる視覚的なプロセスを引き起こします。ゴーデの作品はフランスとカナダの美術館やアートセンターで展示され、ギャラリーベルマーレランベールが彼のマネジメントを行っています。

スケジュール

2018年9月14日(金)〜2018年11月6日(火)