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[画像: イルヴァ・カールグレン Black square on grey (watercolor on paper, 50 x 50cm, 2017) ]

「AIT ARTIST TALK #74 『In Light of Absence』 - スウェーデンよりアーティストのイルヴァ・カールグレンを迎えて - 」

AITルーム
終了しました

アーティスト

イルヴァ・カールグレン
AITでは、スウェーデンの芸術文化機関IASPISとの連携により、12月15日までレジデンス・プログラムで東京に滞在しているアーティストのイルヴァ・カールグレンによるAIT ARTIST TALK #74「In Light of Absence」を12月12日(水)19時より開催いたします。イルヴァ・カールグレンは、整然と並ぶ図形を抽象的な水彩の画法で制作しています。単色または限られた色を用いて、細部にまで念入りに塗り重ねられたそのグラデーションは、クリーンな印象をどこまでも残すだけでなく、光によって少しずつ変化し、観る者の知覚を操作します。光を取り込みながら闇を描くことで、その関係性を際立たせています。精細な制作の過程で身体が記憶する反復運動は、時間とともに紙に染み入り、やがて体と精神の限界を越えようとする観念的な領域にまで達します。スウェーデンの大学で日本語を学び、以前より日本に高い関心を持っていたカールグレンは、この東京滞在中も熱心な日本語習得を介して、制作に通ずる精神や理念を掘り下げるリサーチを行いました。本トークの開催にあてて、カールグレンは次のように言葉を寄せています。「私はペインティングの技法を根幹に据えて制作していますが、物質性とある種の帰結は時間をかけて変化していくと考えます。このトークでは、この思考が制作においてどのように生まれたのか、また、膨大な時間を要する制作に自らを注ぐとはどのようなことか、完成と失敗とは何か、作品の構成にも見られる規則について話をします。また、私が関心を寄せている日本語や書道と作品制作の関係性についても共有しながら、最後に簡単なデモンストレーションを行い、制作の様子を紹介します。」明確な目的を持とうとする現代社会においてカールグレンのこのレジデンス滞在がユニークなのは、漂流するように東京やさまざまな場所を訪れ、研ぎ澄ました自身の身体感覚と記憶の残像を手掛かりに作品に投影させていくことです。 当日は、これまでの作品を紹介しながら、制作のデモンストレーションも交えます。
会場: 代官山AITルーム
定員: 20名
有料(1ドリンク付き) / 要予約 / 逐次通訳あり
※イベント詳細、お申し込み方法は公式ホームページよりご確認ください。

スケジュール

2018年12月13日(木)

開館情報

休館日
日曜日
イベントにより異なる。
入場料一般 1000円、MAD受講・修了生・一般学生・AITベースメンバー 800円、AITハウス・サポートメンバー 無料
展覧会URLhttp://www.a-i-t.net/ja/residency/2018/09/ylva-carlgren.php
会場AITルーム
http://www.a-i-t.net/ja/
住所〒150-0033 東京都渋谷区猿楽町30-8 ツインビル代官山 B-403
アクセス東急東横線代官山駅正面口より徒歩3分、東京メトロ日比谷線4番出口より徒歩7分、JR山手線・埼京線恵比寿駅西口より徒歩10分
電話番号03-5489-7277
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