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「知られざるドイツ建築の継承者 - 矢部又吉と佐倉の近代建築 - 」展

佐倉市立美術館
終了しました
矢部又吉(1888-1941)は、建築請負業の矢部國太郎の長男として横浜元町に生まれました。妻木頼黄に師事し、工手学校(現・工学院大学)建築科卒業。翌年の明治39年(1906)にドイツに留学します。ドイツではシャルロッテンブルク工科大学(現・ベルリン工科大学)で学ぶかたわら、ドイツ人建築家リヒャルト・ゼールなどのもとで、実務を経験します。帰国後は、父とともに建築事務所を開設し、昭和16年(1941)に53歳で没するまで200を超える建物の設計を手がけました。特に、川崎銀行で知られる川崎財閥の信任を得て、数多くの銀行建築を手がけましたが、その多くは、ネオルネッサンス様式を基調とした堅実なもので、矢部は日本におけるドイツ系の人脈の最期を飾る人物とされています。佐倉市立美術館エントランスホールとして利用しているレンガ造りの旧川崎銀行佐倉支店(千葉県指定文化財)は、矢部の初期の作品で、建築依頼100年にわたり地域の顔として親しまれています。本展覧会は、この旧川崎銀行佐倉支店が2017年に耐震補強工事が終了したのを記念して、生誕130年を迎えた設計者・矢部又吉の仕事を振り返る初めての試みです。また、あわせて佐倉に現存する近代建築や、佐倉にゆかりのある建築家を紹介します。
前期: 11月3日(土)~11月25日(日)
後期: 11月27日(火)~12月24日(月・休)
[関連イベント]
1. 学芸員によるギャラリートーク
日時: 12月8日(土) 14:00~
会場: 2・3階展示室
2. 県民芸術劇場公演 ミュージアムコンサート
日時: 12月24日(月・休)14:00~
出演: 千葉交響楽団による弦楽四重奏(ヴァイオリン:長岡裕子、荒巻美沙子/ヴィオラ:春木英恵/チェロ:山澤慧)
会場: 1階ロビー
※イベント詳細、お申し込み方法は公式ホームページよりご確認ください。

スケジュール

2018年11月3日(土)〜2018年12月24日(月)

開館情報

時間
10:0018:00
休館日
月曜日
月曜日が祝日の場合は月曜日開館し翌日休館
年末年始休館(12/28~1/4)
備考
12月24日は開館
入場料一般 600円、大学生・高校生 400円、中学生・小学生以下 無料
展覧会URLhttp://www.city.sakura.lg.jp/sakura/museum/exhibition/yabematakiti.html
会場佐倉市立美術館
http://www.city.sakura.lg.jp/sakura/museum/
住所〒285-0023 千葉県佐倉市新町210
アクセス京成佐倉駅南口より徒歩8分、JR総武本線佐倉駅北口より徒歩20分、JR佐倉駅北口よりちばグリーンバス(京成佐倉駅行き、または田町車庫行き)「二番町」下車徒歩1分
電話番号043-485-7851
関連画像

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