原田裕規 「写真の壁:Photography Wall」

原爆の図 丸木美術館

poster for 原田裕規 「写真の壁:Photography Wall」

29日後終了

原田裕規は、ラッセンや心霊写真など、社会的には「とるにたらない」とされているにもかかわらず、人々が嫉妬や恐怖などといった強い感情を向けてしまう事象にスポットを当て、近代社会の無意識を炙り出すかのようなプロジェクトで知られている美術家です。原爆の図 丸木美術館で開催される「写真の壁:Photography Wall」は、原田が2017年から回収を続けている膨大なイメージ(写真)が、これまでとは全く異なる手法で展覧される初めての機会となります。広島で被爆した祖父を持つ原田は、広島への原爆投下という惨事にある一定の当事者性を覚えながらも、決して当事者を自認することはできない「越えられない壁」に直面していました。かつて広島で起きた出来事について、遺された写真や伝聞として二次的な体験をいくら積み重ねたところで、そこには容易に想像力をしのばせることのできないイマジナリーな壁があったのです。しかしあるときから、こうした壁は原田のみが直面しているものではなく、かつて起きた惨事に対峙するすべての人々、ひいては被爆しながらも(爆心地から物理的/時間的に距離が離れていたがために)生き延びた被爆者の中にも共通して存在するものではないかと考えるようになりました。なぜなら、惨事の核心で「爆心地」を目撃した眼は、原爆が炸裂した瞬間にすべて消滅してしまっているからです。そうであるがゆえに、原爆投下の数日後に広島へ足を踏み入れながらも、見事に《原爆の図》を描き上げた丸木位里・俊の仕事には意味があると言えるのではないでしょうか?本展では、このイマジナリーな壁が「写真の壁」に見立てられ、丸木美術館に出現します。その壁は、私たちがまとまったイメージ(写真)に対していかなる関係性を構築しうるかについて、静かに問い掛けてくるでしょう。さらに、近年制作・発表された(心霊)写真をテーマにした新旧作品と「写真の山」も併せて展示される予定です。
[関連イベント]
1. オープニングトーク
日時: 2月2日(土)14時開始
出演: 原田裕規(美術家)
聞き手: 岡村幸宣(丸木美術館学芸員)
2. トークイベント
日時: 3月17日(日)14時開始
出演: 椹木野衣(美術評論家)、原田裕規(美術家)
※イベント詳細・お申し込み方法は公式ホームページよりご確認ください。

メディア

スケジュール

2019年02月02日 ~ 2019年03月24日

アーティスト

原田裕規

入場料

一般 900円、中学生・高校生・18歳未満 600円、小学生 400円

アートスペースの開館時間

9:30から16:30まで
月曜休館
3月~11月は9時〜17時、年末年始は休館

アクセス

〒355-0076 埼玉県東松山市下唐子1401
電話: 0493-22-3266 ファックス: 0493-24-8371

東武東上線森林公園駅南口よりタクシーで12分、東松山駅東口・高坂駅西口より市内循環バス「唐子コース」運行(日祝除く)高坂駅西口発「丸木美術館北」下車徒歩2分、東松山駅東口発「浄空院入口」下車徒歩5分

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このイベントに行かれる際には、東京アートビートで見たとお伝えいただければ幸いです。

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