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中島晴矢 「バーリ・トゥード in ニュータウン」

TAV GALLERY
終了しました

アーティスト

中島晴矢
中島晴矢は、映像、絵画、立体など、さまざまな手法により作品を制作する作家であり、通底するスタイルとしては、創作活動において極めてコンセプトを重視している点が挙げられ、Chim↑Pomを率いる卯城竜太やカオス*ラウンジ代表の黒瀬陽平、東京都現代美術館学芸員の藪前知子から高い評価を受けるなど、日本の現代美術の地殻変動を象徴する作家の一人として注目を集めています。
また、中島晴矢は、法政大学文学部で日本近代文学を学んだ傍ら、美学校出身、渋家創設メンバーであったという出自が示す通り、アートシーンにおけるオルタナティブな領域を活動の足場とし、時代を牽引するさまざまなアート・コレクティブと活動を共にし続け、さらに、近年は、カルチャーメディアCINRA.NETが主催するイベント「NEWTOWN」にて、企画展のキュレーションをおこなうなど、美術家としての活動領域を拡げています。
こうした幅広い活動は、中島が、展覧会のみならず、前衛演劇への参加や、ヒップホップユニット「Stag Beat」のMCのほか、執筆活動として「アート・ランブル」(Ohta Collective)、「Street ReView」(M.E.A.R.L) を連載するといった現代美術の枠に収まらない経験を積み重ねてきたなかで生み出してきたものです。
本展覧会は、中島晴矢の現時点での代表作といえる、同名の映像作品シリーズを一堂に上映。全3部からなる本シリーズは、2014年の第1作の発表から最終作が完成した2018年まで、これまでに1展示1作品の発表しかされておらず、その全てが一挙に上映されたことはありません。
「バーリ・トゥード in ニュータウン」は、端的に言えばニュータウンの街中で延々と路上プロレスを繰り広げる映像作品であり、もともと、大日本プロレスのレスラーたちが商店街で何でもありのデスマッチを敢行する『ケンドー・ナガサキの バーリ・トゥード in 商店街』という、中島晴矢が中学生の時に衝撃を受けたカルトビデオを下敷きにして、ニュータウンという強固な日常を虚実の入り混じったプロレスの介入よって読み替え、非日常化しようと足掻く試みとして制作されました。
シリーズ完成を機会にした今回の個展は、それぞれ2日間の上映など発表が限られていた「バーリ・トゥード in ニュータウン-パルテノン-」「バーリ・トゥード in ニュータウンーエキスポー」を含む、全3部に通しで立ち会うことになる初めての展覧会となります。
また会期中には、哲学者である千葉雅也氏を招いた、中島晴矢とのトークイベントを開催いたします。
[関連イベント]
◎トークイベント
スピーカー: 千葉雅也 × 中島晴矢
日時: 4月19日 (金) 13:30〜15:00
料金: 一般 2000円、学生 1000円

スケジュール

2019年4月12日(金)〜2019年4月30日(火)

開館情報

時間
13:0020:00
休館日
日曜日、月曜日
備考
開館時間: 13:00〜20:00、水曜日・木曜日は休館

オープニングパーティー 2019年4月12日(金) 18:00 から 20:00 まで

入場料無料
展覧会URLhttp://tavgallery.com/nakajimaharuya/
会場TAV GALLERY
http://tavgallery.com/
住所〒106-0031 東京都港区西麻布2-7-5 ハウス西麻布4F
アクセス東京メトロ千代田線乃木坂駅5番出口より徒歩9分、東京メトロ銀座線・半蔵門線・千代田線表参道駅A5番出口より徒歩11分、東京メトロ日比谷線・都営大江戸線六本木駅1a出口より徒歩11分
電話番号080-1231-1112
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