市野悠 「皮膜を泳ぐ(かわをおよぐ)」

ギャラリーモモ 両国

poster for 市野悠 「皮膜を泳ぐ(かわをおよぐ)」
[画像: 市野悠 “ 振り返る 八 ” 2018 Stone lithograph 57.0 x 111.0cm Edition of 3 ©Yu Ichino]

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市野悠は1985年神奈川県生まれ、2014年東京造形大学美術学科絵画版画表現指標卒業し、在学中の2012年町田市立国際版画美術館主催の第37回全国大学版画展で収蔵賞を受賞し、2017年第10回高知国際版画トリエンナーレ展に於いては佳作賞に選出されました。2013年に開催された当ギャラリーでの個展では、市野が主体的に制作をしている石版画だけでなく、版を重ねるという行為を、紙を重ねる行為へと発展させ、カッティングされた紙やアクリル板を重ねることで生まれる、奥行きのある独特な風景や花々を生み出し、2017年のグループ展では自身の父親の古い写真や記憶をもとにその地に取材へ赴き、時間の経過を重ねた作品を展示して来ました。今展では、そうした市野の核となっている石版画の作品を中心に、一見版画作品とは距離を置いているように見えながら、版画と呼応している立体作品を展示する予定です。市野は、長い年月をかけ堆積された自然の産物である石を使うことで、その石の歴史と共に、モチーフとなっている昔風景と自身が同じ場所を訪れ実際に触れた風景を一枚の作品に収めようと試みています。また、立体作品では、版画を制作する際に使用するスケッチブックや、下図で使用したダーマトグラフの削りクズを集めたもの、また自身の皮膚を集めて制作し、石のようにある一定の時間をかけ集積されたもので作品を作ることで版画作品とテーマを共有しています。近松門左衛門の芸術論で、芸の真実は、虚構と現実の微妙なはざまにあるとした虚実皮膜論にヒントを得て、ほんのわずかな相違の中にある事実と虚構を、流れるように泳ぐように表現しようとしています。市野が描く静かな風景の世界と、素材の集積からでき た立体作品をご堪能ください。

メディア

スケジュール

2019年11月09日 ~ 2019年12月07日

オープニングパーティー 2019年11月09日18:00 から 20:00 まで

アーティスト

市野悠

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