終了した展覧会・イベントです
[画像: 櫃田 伸也 NOBUYA HITSUDA 箱舟 2003-2019, oil, masking tape on canvas, 116.5 x 116.5 cm]

「その先へ -beyond the reasons」展

駒込倉庫 Komagome SOKO
終了しました

アーティスト

OJUN、杉戸洋、奥村雄樹、村瀬恭子、長谷川繁
櫃田は、画家として高い評価を得る一方で、教育者としての功績も計り知れません。今からちょうど10年前、愛知県美術館と名古屋市美術館の2館で「放課後のはらっぱ」展(2009)が開催されました。この展覧会は、いまや国内外の現代アートシーンで目覚ましい活躍を見せる奈良美智、杉戸洋、長谷川繁、村瀬恭子をはじめとする愛知での教え子たちとの影響関係を取り上げるものでした。愛知を離れた後、櫃田は2001年から09年まで母校の東京藝術大学で教授を務めました。本展「その先へ」では、主に東京で櫃田に教えを受けた、あるいは何らかの接点を持ったアーティストたちの新作と初期作品を織り交ぜて紹介します。それぞれの作品の立ち上がり方に共通するテーマや脈絡はありません。彼らは一見すると櫃田の影響を感じさせないほど、独自の表現方法に基づいて制作を続けています。また必ずしも、愛知・長久手のような「はらっぱ」で生活や制作の環境を共有していたわけでもありません。しかし、どこかのタイミングで櫃田と出会い、櫃田の一言やふるまいに少なからず刺激を受け、それが現在の表現に反映されています。あるインタヴューで櫃田は「最終的には自分自身になるということが、表現すること」と答えています。ひとりの人間として孤独と向き合いながら生き、表現するこうした姿勢こそが、作家たちに影響を与えたに違いありません。過去と現在が交差し、異なるフィールドから立ち上がる軌跡が輻輳する会場は、幾重にも時間を超えて重ねられた櫃田の線や色面と共鳴することでしょう。それは混沌とした時代を生きる鑑賞者達を「その先へ」誘うひとつの風景となるのではないでしょうか。
参加作家: 稲田 翔平 / 岩永 忠すけ / O JUN / 大田黒 衣美 / 大庭大介 / 奥村 雄樹 / 川角 岳大 / 國宗 浩之 / KOURYOU / 杉戸 洋 / 田幡 浩一 / 西村 有 / 長谷川 繁 / 櫃田 珠実 / 松田 修 / 村瀬 恭子

スケジュール

2019年3月8日(金)〜2019年3月31日(日)

開館情報

休館日
イベントにより異なる
備考
水曜日から土曜日の12:00〜19:00開館、日曜日は17:00まで
入場料無料
展覧会URLhttps://www.facebook.com/events/431369947633428/
会場駒込倉庫 Komagome SOKO
https://www.komagomesoko.com/
住所〒170-0003 東京都豊島区駒込2-14-2
アクセスJR山手線駒込駅東口より徒歩2分、東京メトロ南北線駒込駅4番出口より徒歩2分
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