アンナ・ノードストローム 「What To Say When You Talk To Yourself -自分と話すときに何を言えばよいか」

アマラ(amala)

poster for アンナ・ノードストローム 「What To Say When You Talk To Yourself -自分と話すときに何を言えばよいか」
[画像: アンナ・ノードストローム「The Power of Positive Thinking」 
H205 x W160 cm, Patchwork, 2018]

22日後終了

ノードストロームは、北欧の冬の厳寒を暖かく過ごすための女性の知恵から生まれたパッチワークやキルト、刺繍など、さまざまなテキスタイルの手法を用います。その伝統的でありながら一般的である創作方法は、仕事や労働、地位、価値、そしてプロ意識(の欠如)といったものへの考察に昇華されています。作品に用いられる素材は重要な意味を持ち、表現するものの特性や概念に基づいて選択されています。多くの場合、素材はセールで購入され、女性らしさに関することを表現しています。これは彼女がマテリアリティ(重要課題)や皮膚感覚、フェミニズムを探求するワークショップやセミナー、展示を行う6人のアーティストで構成されるThe New Women's Group(Den Nya Kvinnogruppen)の創立メンバーの一人であることともつながっています。本展に出品されているパッチワーク作品「ポジティブシンキングの力」は自己啓発書のタイトルから引用しています。世の中にはさまざまなやり方があると配慮しつつ、ノードストロームにとって縫いものや刺繍などの製作プロセスは、自分自身との一種の対話であると言います。ただし、ノードストローム自身は自己啓発業界に非常に批判的です。それは政治や社会の問題を掘り下げることなく、個人に過度の自己責任をなすりつけていると彼女は考えています。例えば、もしあなたがストレスや過酷な労働環境に苦しんでいる低給の看護師だとしたら、おそらくマインドフルネスについての自己啓発書はあなたを助けないでしょう。むしろ良い同僚や給料、良い雇用条件が必要なのではないでしょうか。それは、ある看護師の個人的な問題ではなく、政治が問題だと彼女は考えているのです。スウェーデン人作家のノードストロームは、感性と大量生産の世界を融合させることによって、現代の大衆文化の中で社会的、商業的、政治的構造を探求しています。彼女が主にテキスタイルを使って制作することは、その芸術的実践の出発点として機能する企業ロゴ、広告、自己啓発書といったイメージとは正反対のことです。その子供のような美的感覚は、彼女が自分の作品に扱う皮肉を際立たせ、作品と視聴者の間にある予測不可能性と即興性を際立たせています。また、ノードストロームの作品は、ピクセル化されたハンドメイドのイメージと言えます。この文章を目で追って理解することは難しいことですが、携帯電話の小さな画面を通して縮小化されたイメージを見るとその意味がわかることでしょう。男女同権意識が拡がっているスウェーデンにて、時にジェンダーを越えた普遍的な視点から現代社会を考察し、そのコンセプチュアルで型破りな作品の組み合わせが織りなすノードストロームのユニークな世界観をこの機会にぜひご高覧ください。

メディア

スケジュール

2019年02月02日 ~ 2019年03月17日
月曜日から木曜日は10:00〜15:00、土曜日は14:00〜19:00開館、平日のみ不定休

入場料

無料

アートスペースの開館時間


イベントにより異なる

アクセス

〒180-0004 東京都武蔵野市吉祥寺本町1-36-8
電話: 0422-23-5875

JR中央線・京王井の頭線吉祥寺駅北口より徒歩7分

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