田口和奈「エウリュディケーの眼」

ヴォイドプラス

終了しました

アーティスト

田口和奈

田口は雑誌などから見つけた画像やファウンドフォト、自身が撮影した写真のパーツを組み合わせることによって創り出す架空の人物や場所を描き、その絵画を被写体に写真作品を制作してきました。現在もその複雑な制作過程は変わりませんが、近年は印画紙に直接加筆したり、薬品を用いてモノクロ印画紙からカラー発色をさせたりと、被写体となった画像と結びついた素材との関係を追求しながら更なる写真表現方法を模索しています。
今回のタイトルにある“エウリュディケー”とは、現在田口が製作中の本のタイトルでもありますが、ギリシャ神話に出てくるオルフェウスの妻の名前からきています。この有名な神話は昔から多くの芸術家たちが取り上げてきた題材で、ルーベンス、モロー、ティッツィアーノ、プッサン、ロダンなどが作品を残しています。
今回の展示は、田口が現在制作中の本「エウリュディケー」から派生した作品や、近年制作した作品を発表いたします。

スケジュール

2019年5月8日(水)〜2019年6月1日(土)