藤原更 「Melting Petals」

エモン・フォトギャラリー

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この度エモンでは、アーティスト・藤原更の4年ぶりの新作展を開催する運びとなりました。 藤原更は愛知県出身。1999年を境にコマーシャル・フォトグラフの分野からアートの世界へと踏み出しました。それまでのドキュメンタリーを中心にした作風を一転させ、写真を使って流気体や液体、また植物などうつろう被写体を色彩で視覚化させる表現へと変化していきます。2000年以降は日本とフランスを行き来し、個展のほかアートフェアにも多数参加。現在では名古屋学芸大学映像メディア学科で教鞭を取るなど精力的に活動範囲を広げています。藤原は、前作『Neuma』(2012年)で「蓮」をテーマに作品を制作し、その3年後の作品『La vie en rose』(2015年)では「薔薇」に迫ります。これらの作品は大判インスタントフィルムで撮影し、その場所にある土や水、樹皮などを写真にこすりつけるなどして制作した抽象作品。これらの作品群は一見抽象絵画と見まごうものの、実は一瞬を切り取ったストレートフォトだったのです。不断の生命の循環を表そうとするストーリー、また写真とドローイングの境界を越えて表現の可能性を拡げていく藤原のスタイルは、2014年Fotofever(パリ)、2015年NY SCOPE(ニューヨーク)などの海外アートフェアで注目され、多くのコレクターから支持を得てきました。今回の新作『Melting Petals』は、フランスに滞在した時に出会った「芥子」が題材に選ばれています。藤原はシャッターに抑制を利かせ、大胆な構図や反対色を取り込むなどの実験的な撮影を行っています。そうして撮影した写真をプリントすると今度は特殊な溶剤を使って剥離させ、版画のように別のシートに転写させる技法が新作『Melting Petals』特徴となりました。この像を反転させる転写は、記憶を辿り、自身と対話を重ね、撮影時の偶発性を蘇らせる手段だと言います。このように長い時間を掛けてあたため、つくられる藤原の制作プロセスは、自然の中に「美」、或いは「理」の顕現を知る行為となり、どんなときにも変わらない物事の筋道を知る彼女独特の表現となって表されているのです。本展では、新作に2011年から現在までの代表作を交えて展覧致します。この機会に藤原更の世界観をどうぞご高覧ください。

メディア

スケジュール

2019年06月14日 ~ 2019年07月13日

オープニングパーティー 2019年06月14日18:00 から 20:00 まで

アーティスト

藤原更

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