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[画像: Kour Pour Guardian Sprit, 109.22×71.12cm, 2020]

コア・ポア 「Fallow」

THE CLUB
終了しました

アーティスト

コア・ポア
※弊廊では大切なお客様の安全を考慮し、みなさまに安心して作品をご鑑賞頂けるよう、ご予約制での営業とさせて頂きます。つきましては下記のご協力をお願い申し上げます。また、スタッフは手洗消毒、マスク着用、体調管理を徹底して、みなさまのご来廊をお待ちしております。何卒ご理解賜れますようお願い申し上げます。

この度、THE CLUBはコア・ポアの二度目の個展となる「Fallow(休閑)」を開催いたします。

前回、2019年に開催された個展のあとポアは日本中を旅しました。その際に訪れた場所の地図をモチーフにし、地域の風土に根ざした色彩の組み合わせを用いて抽象的なかたちに表した今回の新作。これらの作品は、日本と西洋のアートを通じた対話でもあり、ポア自身の旅の記録という私的な思いを込めたものでもあります。

ロサンゼルスに戻った後に制作された「Maranasati」含むシリーズは、ペルシャのミニチュア絵画をさらに進化させ、チベット絵画にみられる薬草や傷薬、楽器、日本伝統の料理や飲物、空間に浮かぶタントラ教のシンボルといったさまざまなイメージが描かれています。ヤントラを思わせるこれらのペインティングは、その前に立つ者に瞑想と治癒をうながすものとなるでしょう。

今回が初公開となる虎を題材としたシリーズは、東アジアの水墨画に影響を受けたものです。しかしその源泉は明かされず、中国的か、日本的か、韓国的かといった安易な位置づけを拒む複雑さを保っています。これは土着の文化が外来の要素をとりこみ、今までにないかたちを生み出す過程を示してもいます。こうした曖昧さは、美しくも恐ろしくもあり、まるで宇宙からの来訪者のような虎の存在によって一層ゆるぎのないものになっています。これらのシリーズでは、虎は単なるイメージではなく、定まった領域に留まらない謎めいた存在を描いているのです。

前回の個展以来初の展示となる本展覧会は、コア・ポアの休閑に終わりを告げるくぎりとなります。ペインティングに描かれた虎にはコア・ポア自身の復活がこだましています。洞窟に潜み、松林や霧の向こう側にいた虎は、生まれ育った土地を離れ、新たな縄張りへと今その一歩を踏み出します。

スケジュール

2020年12月26日(土)〜2021年1月26日(火)

開館情報

時間
11:0019:00
備考
12月31日から1月4日は休館、事前予約制(詳細は公式ホームページよりご確認ください)
入場料無料
展覧会URLhttp://theclub.tokyo/ja/exhibitions/kour/
会場THE CLUB
http://theclub.tokyo/
住所〒104-0061 東京都中央区銀座6-10-1
アクセス東京メトロ銀座線・丸ノ内線・日比谷線銀座駅A3出口より徒歩2分、都営浅草線・東京メトロ日比谷線東銀座駅A1出口より徒歩3分、東京メトロ有楽町線銀座一丁目駅9番出口より徒歩6分
電話番号03-3575-5605
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