「音楽を奏でる写真たち 木之下晃『世界の音楽家』」

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[画像: Alfred Brendel アルフレッド・ブレンデル 1974年7月2日 東京文化会館 写真: 木之下晃 ©Kinoshita Akira Archives]

64日後終了

木之下晃(1936–2015)は1960年代からおよそ半世紀にわたり、音楽の世界を写真で表現しつづけてきた写真家です。「音楽写真」という未開拓のジャンルを切り拓き、第一人者として国内外で活躍した木之下は、ヘルベルト・フォン・カラヤン、マリア・カラス、小澤征爾ら、世界の名だたる巨匠たちを撮影。その作品は「音楽が聴こえる」と絶賛され、写真界と音楽界の両面から、国際的にも高い評価を得てきました。

木之下は1936年、長野県諏訪市に生まれました。子どもの頃、新聞記者だった父の暗室作業を見て初めて写真の世界に触れた木之下は、登山に熱中した学生時代に山小屋でクラシック音楽と出合います。その後、中日新聞社を経て、博報堂でカメラマンとして仕事をするかたわら、音楽への造詣を深め、「音楽写真」という独自の写真表現を確立。1973年にフリーランスの写真家として活動を始めました。

音楽を主題とした木之下の撮影テーマは多岐にわたります。音楽家のオフショットや世界各地の華麗なオペラハウス等の劇場、作曲家の足跡を辿る旅など、音楽の世界を多彩に写真で表現してきました。その真骨頂ともいえるのが、音楽家たちの演奏シーンをとらえた写真です。雄壮な指揮者のダイナミックな動き、情感に満ちた演奏家たちの繊細な一瞬をとらえた写真は、彼らの精神や哲学、音楽の本質までをも表現する稀有なものとして多くの音楽家たちから愛され、木之下のもとにはいくつもの撮影依頼が舞い込んできたといいます。これらの作品は、木之下の音楽に対する深い理解と豊かな感性、写真にかける飽くなき情熱、そして被写体となった音楽家たちとの固い絆から生まれた奇跡の賜物でした。

本展では、音楽写真家・木之下晃の数ある傑作の中から、作家本人の手によるオリジナル・プリントを中心に、ゼラチン・シルバー・プリント約30点を厳選して展示いたします。木之下は生前、一貫してアナログの表現にこだわり続け、フィルムカメラで撮影する理由を「シャッターチャンスの緊張感がもつ精神性にある」と説いていました。また、暗室作業から生まれるゼラチン・シルバー・プリントは「永続性」に価値があるとして、印画紙でのプリント制作に徹しました。現在、写真はデジタル全盛の時代にありますが、木之下のアナログにこだわった写真表現は、私たちに写真の本質と魅力をあらためて伝えてくれることでしょう。

写真と音楽の世界に新たな領域を切り拓いた音楽写真家・木之下晃。写真と音楽の織りなす奥深い世界をどうぞお楽しみください。

会場: 写真歴史博物館

メディア

スケジュール

2020年10月01日 ~ 2020年12月28日

アーティスト

木之下晃

入場料

無料

アートスペースの開館時間

10:00から19:00まで
年末年始休館

アクセス

〒107-0052 東京都港区赤坂9-7-3 東京ミッドタウン WEST 1F
電話: 03-6271-3350

都営大江戸線・東京メトロ日比谷線六本木駅8番出口より直結, 東京メトロ千代田線乃木坂駅3番出口より徒歩5分

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このイベントに行かれる際には、東京アートビートで見たとお伝えいただければ幸いです。

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