「対峙する眼」
岡本太郎記念館
46日後終了
岡本太郎は“洋画家”としてキャリアをスタートさせたけれど、絵の内容は普通の洋画家とは大きく異なるものでした。風景画、人物画、静物画、裸婦画……など、一般的な西洋画題をまったく描いていないからです。
ではいったい太郎はなにを描いていたのか? 残念ながら、それがなにを表しているのかは、絵を見ただけではわかりません。ただ、ひとつだけはっきりしていることがあります。「眼」です。太郎の絵にはかならず眼が描かれている。しかも多くは複数の眼です。具体的なことはわからないけれど、少なくとも太郎が描いていたのは“生きもの”であり、“いのち”だった、ということだけは疑いありません。岡本太郎はいのちを描いた作家だった、ということです。
とりわけモチーフとして頻出するのが「対峙する眼」です。ふたつの“いのち”が語りあい、睨みあい、笑いあう。そしていつのまにか、複数の眼が生命力をたぎらせ、群れをなして鑑賞者を睨みつけてくる。本展では、対峙するいきものが描かれた作品を集め、一望します。いのちを宿した「岡本太郎の眼」と対峙してみませんか?
メディア
スケジュール
2020年09月30日 ~ 2021年03月14日
アーティスト
入場料
一般 650円、小学生 300円
アートスペースの開館時間
10:00から18:00まで
火曜休館
火曜日が祝日の場合は火曜日開館、年末年始休館