終了した展覧会・イベントです
[画像: 「点 音」in 大府 2021(メイン会場の大倉公園内の門に掲げられた暖簾)]

鈴木昭男 「第158回明倫茶会『点 音』」

京都芸術センター
終了しました

アーティスト

鈴木昭男
京都芸術センターでは開館以来、様々な分野で活躍する方々を席主に迎え、それぞれの個性でおもてなしをする「明倫茶会」を開催してきました。第158回明倫茶会「点 音(おとだて)」では、席主として鈴木昭男(すずき・あきお)氏をお招きします。

1941年生まれ、京都府京丹後市を拠点に現在も活動を続ける鈴木昭男は、日本を代表する先駆的なサウンド・アーティストです。本茶会でも演奏される2つのブリキ缶をスプリングで繋いだエコー音器「アナラポス」の創作・パフォーマンスや、日本標準時子午線の最北端にある網野町(現・京丹後市網野)に1年半かけて制作した場において、終日、禅行の如く自然の音に耳を澄まし続けるプロジェクト「日向ぼっこの空間」など、鈴木はこれまで多種多様な実践を通して、この世界に在る音を身体的に捉え続け、「聴く」ということを探求してきました。

代表的なシリーズとして知られる「点 音」は、野外でお茶を楽しむ「野点(のだて)」に倣い名付けられた造語であり、耳と足型を合わせたマークの上に立って、周りの環境に耳を立てる作品です。このプロジェクトは、1996年にベルリンで開催された「ゾナムビエンテ・フェスティヴァル 聴くことと見ることのために」において初めて発表され、これまで世界各地50以上の都市で行われてきました。実は京都芸術センターにも、2009年に開催された展覧会「ある風景の中に」の際に設置されたレリーフが残されています。

鈴木によるマスターピースである「点 音」。その語源を足掛かりに、これまで彼が残してきた足跡を辿りながら、今回はプロジェクト初の試みとして"茶会"を開催いたします。北館1階のギャラリー北の前に埋められたひとつの「点 音」を出発点に、自然に耳を傾けながら、京丹後のお茶とお菓子をお楽しみください。

スケジュール

2024年3月31日(日)

開館情報

時間
第一席 11:00〜 / 第二席 15:00〜
備考
各席定員30名
入場料1500円
※要予約、先着順、当日精算
展覧会URLhttps://www.kac.or.jp/events/35173/
会場京都芸術センター
https://www.kac.or.jp/
住所〒604-8156 京都府京都市中京区山伏山町546-2
アクセス地下鉄烏丸線四条駅22番出口より徒歩5分、阪急線烏丸駅22番出口より徒歩5分
電話番号075-213-1000
関連画像

各画像をタップすると拡大表示します