[画像: カク・イフン(グオ・イーフェン/郭挹芬)、ロ・メトク(ルー・ミンドー/盧明德) 《サイレント・ボディー》 1987年 パフォーマンス、5チャンネル・ビデオ(白黒、サイレント)、ブラウン管モニター、枝、白い布 サイズ可変 展示風景:「実験芸術:アクション・スペース」台北市立美術館、1987年]

「MAMリサーチ010: 1980~1990年代、台湾ビデオ・アートの黎明期(展覧会編)」

森美術館
9月1日終了

アーティスト

チェン・ジェンツァイ(陳正才)、チェン・ジエレン(陳界仁)、ホン・スージェン(洪素珍)、ガオ・チョンリー(高重黎)、カク・イフン(グオ・イーフェン/郭挹芬)、リー・グァンウェイ(李光暐)、リン・ジュンジー(林俊吉)、ロ・メトク(ルー・ミンドー/盧明德)、ワン・ジュンジェ(王俊傑)、ユェン・グァンミン(袁廣鳴)
本展は1980年~1990年代に当時最新技術だったビデオを使用し美術作品を制作した台湾のパイオニアたちの活動に注目するものです。この主題をテーマに、2015年に台北の関渡美術館で開催された大規模な展覧会「啓視録:台湾のビデオ・アート1983-1999」展のエッセンスを凝縮し、「MAMスクリーン019:1980~1990年代、台湾ビデオ・アートの黎明期(上映編)」と「MAMリサーチ010:1980~1990年代、台湾ビデオ・アートの黎明期(展覧会編)」の2部に分けて紹介します。

台湾のビデオ・アートは、1983年~1984年に誕生しました。日本に留学していたカク・イフン(グオ・イーフェン/郭挹芬)は、1983年に茨城県の筑波大学修士課程の入学試験を契機に台湾アート界初のビデオ・インスタレーションを制作し、同年末にはガオ・チョンリー(高重黎)が台北での自身の写真展で、監視カメラとモニターを使った作品を発表。同様の時期にはチェン・ジエレン(陳界仁)が監視社会に言及するビデオ作品を制作したといわれています。

その後、ワン・ジュンジェ(王俊傑)やユェン・グァンミン(袁廣鳴)といった現在の台湾アート・シーンを代表する作家たちが映像作品の制作を始め、20世紀末までにその表現は多様化し、映像を扱う作家の層も厚くなっていきます。

「MAMリサーチ010」では、この時代の実験的な試みや新しい表現の追求、映像などメディアについての思想を、作品、記録映像、テキスト、書籍、資料や年表等によって紐解きます。また、台湾の作家と日本との関係についても着目します。

スケジュール

開催中

2024年4月24日(水)〜2024年9月1日(日)あと121日

開館情報

時間
10:0022:00
火曜日は17:00まで
4月30日、8月13日は22:00まで
入場料[平日] 一般 2000円、大学生・高校生 1400円、65歳以上 1700円、中学生以下 無料
[土曜日・日曜日・休日] 一般 2200円、大学生・高校生 1500円、65歳以上 1900円、中学生以下 無料
※オンラインサイトよりご購入の場合は料金が異なります
展覧会URLhttps://www.mori.art.museum/jp/exhibitions/mamresearch010/index.html
会場森美術館
https://www.mori.art.museum/
住所東京都港区六本木6-10-1 六本木ヒルズ森タワー 53F
アクセス東京メトロ日比谷線六本木駅1C出口より徒歩3分(コンコースにて直結)、都営大江戸線六本木駅3番出口より徒歩6分、JR渋谷駅より都営バス「六本木ヒルズ」下車すぐ
電話番号050-5541-8600 (ハローダイヤル)
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