[画像: OCEAN-CHART from Lewis Carroll "The Hunting of the Snark", designed by Yasuhito Nagahara]

「永原康史—時間のなかだち:デザインとNFTの邂逅」

京都dddギャラリー
5月26日終了

アーティスト

永原康史
永原康史は、マルチメディアやメディアデザインという言葉が誕生した1980年代からメディアとデザインの可能性を探求してきた先駆者のひとりです。Macintoshが日本に最初に紹介された1984年から、永原はいち早くコンピューターを使ったデザインに取り組んできました。グラフィックデザイナーがコンピューターを使うのは今でこそ当たり前のことですが、永原が特殊なのは、コンピューターをペンや定規の代替物としてではなく、新しいメディアとして捉えていた点です。デジタルとフィジカルをつなぐ新たなデザイン表現を生み出す彼の実験は、一連の電子ブック作品やアルゴリズミック・タイポグラフィ作品に結実していきました。

「メディアとはなかだちするもののこと、メディアデザインとはなかだちのデザイン」とは、永原がさまざまな場所で表明してきたキーワードです。展覧会タイトルの「時間のなかだち」は、40年以上にわたる永原のメディアデザインの実践を振り返るとともに、メディアの過去と未来を橋渡しするという意味が込められています。パーソナルコンピューターにつづくインターネットの到来、さらにはグローバル資本主義経済の発展のなかで、メディアとデザインを取り巻く環境は様変わりしました。直近では、生成AIや空間コンピューティング、NFTなどの新たなデジタル技術の波が、デザイナーの仕事にも大きな影響を与えようとしています。展覧会サブタイトル「デザインとNFTの邂逅」は、NFTを新しいメディアとして捉えた永原の最新の試みを表しています。

本展が、ひとりでも多くの方に、とりわけ、生まれたときからコンピューターやインターネットが存在していた若いクリエーターたちに、グラフィックデザイナー/メディアデザイナー、永原康史の業績を知っていただく機会となれば幸いです。

スケジュール

開催中

2024年3月27日(水)〜2024年5月26日(日)あと23日

開館情報

時間
11:0019:00
土曜日・日曜日・祝日は18:00まで
休館日
月曜日
月曜日が祝日の場合は月曜日開館し翌日休館
祝日は開館し翌日休館(翌日が土曜日・日曜日の場合は開館)
4月30日、5月7日は休館

オープニングパーティー 2024年3月27日(水) 17:00 から 19:00 まで

入場料無料
展覧会URLhttps://www.dnpfcp.jp/CGI/gallery/schedule/detail.cgi?l=1&t=2&seq=00000829
会場京都dddギャラリー
https://www.dnpfcp.jp/gallery/ddd/
住所〒600-8411 京都府京都市下京区水銀屋町620 COCON KARASUMA 3F
アクセス地下鉄烏丸線四条駅2番出口より直結、阪急線烏丸駅23番出口より直結
電話番号075-871-1480
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