東京・丸の内に三菱一号館美術館がオープン

開館記念展 「マネとモダン・パリ」をフォトレポートでお届け

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「マネとモダン・パリ」展

銀座、丸の内エリアにある
三菱一号館美術館にて
このイベントは終了しました。 - (2010-04-06 - 2010-07-25)

In Main Article 3 フォトレポート by Xin Tahara 2010-04-19

三菱一号館美術館の入り口外観。丸の内の一等地に立つ。

4月6日、東京・丸の内に三菱一号館美術館がオープンした。

現在、開館記念展の第一弾として「マネとモダン・パリ」展が7月25日まで開催されている。

「三菱一号館」は、1894年に英国人建築家ジョサイア・コンドルによって設計され、三菱が建設した建造物。1968年に解体されたのだが、今回当時の設計に基づいて復元したものが「三菱一号館美術館」だ。
40年あまりを経て復元された建造物は、当時の一部の部材を再利用したり、製造方法や技術も再現されているという。

開館にあたって美術館館長の高橋明也氏があいさつ。自身もマネのファンで、個人所蔵する史料も展示されているという。


3階建てのこの美術館は、復元した暖炉など内装も特徴的だ。さほどそれぞれのフロアの天井高が高いわけでもないが、いくつもの小部屋が別れている特徴的な構造になっている。今回の回顧展のように時系列を追っていく展示では奏功したと言えるかもしれない。

《秋(メリー・ローランの肖像)》、作品の下には暖炉がある。本展の目玉とも言える《すみれの花束をつけたベルト・モリゾ》。黒のマネとも呼ばれる色が引き立つ作品。


当時の雰囲気を忠実に復元した廊下と階段。中庭の緑が空間を引き立てている。

照明は最新の光ファイバー技術を用い、蛍光灯色や電球色など色温度も調整が出来るようになっている。

右の作品《髪を整える女》はマネのコレクターでもあるジェフ・クーンズ氏所蔵のクーンズ・コレクションより。

マネ唯一の弟子のエヴァ・ゴンザレスと、エドガー・ドガの作品。

今回の音声ガイドは、ギタリストの村治佳織さんがゲストナビゲーターを務めており、自身のパリやスペインでの滞在時のエピソードと絡めた作品解説が聞ける。

人気作品《フォリー=ベルジュールのバー》の習作。

日本美術を学んでいたマネ。筆と墨で描いた習作も展示されている。

マネを映像で振り返るコーナーも順路の途中に設けられていた。

美術館は丸の内ブリックスクエアと丸の内パークビルディングに隣接して建っている。

まさにビルの谷間に位置する美術館だが、オフィス街のど真ん中の美術館での鑑賞は、周囲の喧騒とのギャップでとても心地よかった。二層吹き抜けの空間が魅力的な美術館内のカフェ「Café 1894」は開館時間内だけではなく、夜もレストランとしてオープンしていて活用できそうだ。およそ23万人が働く街の美術館、これからの展覧会に注目したい。

Xin Tahara

Xin Tahara. 北海道函館市生まれ。Tokyo Art Beat PR・セールス、ソーシャルメディア、ニュースの編集も。都内を中心に自転車でアートスペース巡りが日課。料理と植物も。 ≫ 他の記事

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