あいちトリエンナーレ芸術監督に写真家・著述家の港千尋

【Art Beat News】国際的な美術展でキュレーターとして活躍

In Art Beat News by Art Beat News 2014-07-30

あいちトリエンナーレ実行委員会は、「あいちトリエンナーレ2016」の芸術監督が決定したと発表した。選ばれたのは、1960年神奈川県生まれの写真家・著述家であり、多摩美術大学美術学部情報デザイン学科教授(映像人類学)の港千尋氏。8月2日に愛知芸術文化センター地下2階大リハーサル室で就任会見が行われる。またその様子をおさめた映像は、あいちトリエンナーレ公式ウェブサイトで後日公開される。

芸術監督 港千尋氏

港氏は、早稲田大学政治経済学部卒業。2013年より国際交流基金国際展事業委員を務める。群衆や記憶など文明論的テーマをもちつつ、研究、作品制作、展覧会、出版、キュレーション等、幅広い活動を続けており、著作『記憶―創造と想起の力』でサントリー学芸賞、展覧会「市民の色」で伊奈信男賞を受賞。2006年に釜山ビエンナーレ共同キュレーターを、2012年に台北ビエンナーレ共同キュレーターを、2007年にはヴェネツィアビエンナーレ国際美術展日本館のコミッショナーも務めた。

今回の就任を受け、港氏は「今般、内外に知られた代表的な国際芸術祭の芸術監督に選任されて、たいへん光栄に思うと同時に、すでに過去2回の大成功を収めている成果を前にして、非常に緊張する次第です。まずはあいちトリエンナーレのこれまでの蓄積を勉強させていただきながら、みなさんと一緒に愛知から世界へ向けて開かれた新しいプログラムを考えていきたいと思います。芸術祭の監督はこれが初めてですが、全力を尽くしますので、どうかよろしくお願いいたします」とコメントしている。

今後は、10月にテーマ・コンセプト発表、2015年3月に企画概要発表が予定されている。

また同実行委員会は、各分野の第一線で活躍する専門家による全6回の講座「トリエンナーレスクール」を開催する。前半の3回では、「アートのヒミツ」に迫るテーマで行われる。参加費は無料で、申込不要。

【第1回】
テーマ:「デザインのヒミツ」
あいちトリエンナーレ2013の公式デザインが作られた過程が紹介される。
日時:平成26年8月30日(土)午後2時から午後3時30分まで
会場:愛知芸術文化センター12 階アートスペースA
ゲスト:廣村正彰(グラフィックデザイナー)
進行役:江坂恵里子(国際デザインセンター海外ネットワークディレクター)
定員:180名

【第2回】
テーマ:「アジアの新しいアートマーケットのヒミツ」
国際的な現代美術家を紹介するギャラリストが、海外展開の戦略について語る。
ゲスト:大田秀則(オオタファインアーツ代表)
日時:平成26年9月13日(土)午後2時から午後3時30分まで
会場:名古屋市美術館2階講堂
定員:180名

【第3回】
テーマ:「ミュージアムショップのヒミツ」
ミュージアムショップをプロデュースする上での秘訣が紹介される。
日時:平成26年9月20日(土)午後2時から午後3時30分まで
会場:愛知芸術文化センター12階アートスペースA
ゲスト:高橋信也(森ビル株式会社顧問)
定員:180名

詳しくは公式ウェブサイトにて。
関連リンク(イベント情報)

執筆:岡徳之(Noriyuki Oka Tokyo

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