秋も!ミューぽんでアートの旅に出かけよう!(滋賀編)

歴史ある近江八幡の街並みとアートを堪能!BIWAKOビエンナーレをたっぷりご紹介。

In フォトレポート by TABインターン 2014-10-06

Tokyo Art Beatによる美術館・アートイベントの割引アプリ、ミューぽん。ミューぽんはこの秋、なんと関西エリアでもお使いいただけます。ふだんは都内や都内近郊の美術館にしか行かない方も、足を伸ばせるチャンス!ミューぽんでお得にアートの旅に出かけてみましょう。

秋が深まってきた今日この頃。紅葉美しい街並みを歩きながら、のんびりアートを楽しみたいという方も多いのではないでしょうか。今回は、秋のアートイベント一押し!滋賀県近江八幡市で開催されているBIWAKOビエンナーレをご紹介します。
BIWAKOビエンナーレは、2001年より開催されており、今年で第6回目を迎えます。今回のテーマは「泡沫|UTAKATA」。“人間は泡沫のように簡単に消えてしまう運命。しかし儚く消えてしまうからこそ、その一瞬の輝きが人々の心に刻み込まれる。”という意味が込められています。
会場は近江八幡市の2つのエリア(旧市街地エリア、八幡山エリア)に広がり、江戸時代に建築された邸宅や蔵など10ヵ所以上の会場で作品が展示されています。そう、BIWAKOビエンナーレの面白さは、この日本文化が凝縮された伝統建築を舞台に現代アートが展示されていることなのです!
今回は関西を中心に活動しているアーティスト、さらには国外からも多くのアーティストら70組近くが出品しており、歴史ある近江八幡の街並みとアートの両方を存分に楽しめるのが魅力になっています。

旧市街地エリアで絶対に押さえておきたいのが、天籟宮、まちや倶楽部、カネ吉別邸の3か所。
天籟宮は展示会場とともに、総合受付・案内所となっており、こちらでチケットを購入することができます。この会場からスタートしましょう。
天籟宮の玄関からすぐ右側の部屋には川内倫子のスライドプロジェクターによる映像インスタレーションとノーマ・ティー・ディーのテキスタイル作品がありました。スライドフィルムに古き良き昭和の家族の記録が投影されています。二階に上がると「泡沫」が弾ける光と音の空間。囲いの中にはセンサーが搭載されており、手の動きに反応する仕組みになっています。部屋を抜けて中庭にでると、日本庭園と調和した熊瀬紀子のガラス作品がひろがっています。夜には作品内部に仕込まれたLED電球が点灯し、幻想的な夜の庭を演出します。藤永覚耶はアルコール染料インクを用いて制作する作家です。写真から得た図像を元に綿布の上に点描を描き、時間をかけてインクを溶かしていくことでその滲みや色彩の移ろいを残しています。

次は、今展示最大のスポットであるまちや倶楽部(旧西勝酒造)です。築300年を超える酒造工場跡地で、全会場の中で一番の広さを誇る約1500平方メートルの広大な複合建築物となっています。まちや倶楽部には、不思議な生き物も住み着いているようです。サークルサイドは、アーティスト、デザイナー、プログラマーら4人によって結成されたアート、サウンド、デザインなどクロスジャンルに活動するプロジェクトです。真っ暗な部屋の中に立ち並ぶのはカスミソウ。それら一本ずつに光の波のような映像が投影されています。あわ屋(福島正知 + 奥野裕美子)は自然からサンプリングした音や、楽器演奏、その場に流れる空気からインスパイアされた「音のアート作品」を制作しています。近江地方が生産地である瓢箪(ひょうたん)の「コンコン」という音が響きます。10月11日(土)・12日(日)には、彼らも出演するライブイベントがまちや倶楽部内で開催されます。[ライブイベント「宴・泡沫」18時開演]

日牟禮八幡宮からすぐ近くに位置するカネ吉別邸には、存在感のある作品が見どころです。
ファッションデザイナーでもある小篠弘子の作品では、白い和紙を衣装にまとった可憐な踊り子たちが宙を舞っています。ガブリエラ・モラウェッツの大型インスタレーションは圧巻。曲線にうねるスチールの上には、薄いプラスティックにモノクロプリントが印刷されています。

八幡堀付近を散策したら、次は八幡山に登ってみましょう。山頂まではロープフェイがでています。
滋賀一帯の平野が一望できる展望館にも作品が展示されています。

ご紹介した3か所以外にも、旧市街地エリアにはまだまだ沢山の見どころがあります。
八幡宮からは少し離れた位置にある幸村邸隠居では、まるで深海にいるかのような幻想的な空間が広がっていました。青木美歌のガラス造形によるインスタレーションです。嫁入り道具として使用されてきた長持という木箱の回りに、有機的なガラス造形が点在しています。障子から差し込む光のゆらぎと、青白く浮かび上がる繊細な情景を楽しめます。

看板ネコがお出迎えしてくれる町屋カフェNONNOの二階では、臼木英之の作品が展示されています。八幡瓦の矢波からインスパイアされ、障子紙と泥団子で瓦の矢波を表現しました。八幡瓦はそのいぶしが月に反射して光るというほど質が良く、しかしその伝統的技法は失われつつあるといいます。カフェの方は、臼井さんの作品は時間の移ろいによって見せる表情が変化するので、ぜひ一日中眺めいてほしいといいます。

会場内ではほとんどの作品が写真撮影が可能となっています。古民家と伝統文化と現代アートの融合、そして近江八幡をまるごと満喫できるBIWAKOビエンナーレ。会期は11月9日まで。お見逃しなく!



▼関連イベント情報
■シンポジウム「未来へのパースペクティブ2」
日時: 10月25日 17:45~19:45
ピーター・J・マクミラン氏、田根剛、風と土の工藝主催 西川唱子氏、BIWAKOビエンナーレディレクター中田洋子氏らによる文化・芸術を軸として滋賀県の未来を模索するパネルディスカッション
■ライブイベント「宴・泡沫」
日時: 10月11日、12日 
2日間限りのライブパフォーマンス!
出演: イコン・ヒビノ(ピアノコンサート)、あわ屋(ライブパフォーマンス)、タリナイナニカ(コーポリアルマイム)
■ナイトツアー「UTAKATA night」
日時: 10月4日、10月18日、11月1日、11月8日 18:00-

▼会場へのアクセス
東京から…新幹線と在来線で約170分
名古屋から…新幹線と在来線で約65分
京都から…在来線で約35分

近江八幡駅から会場まで
JR・近江鉄道近江八幡駅北口より近江鉄道バス6番のりば乗車「長命寺・国民休暇村」行き「大杉町」下車(乗車時間約7分)



▼割引アプリ「ミューぽん」でお得に楽しもう!
「BIWAKOビエンナーレ」はミューぽんで100円引きになります。(3名様まで有効)
ミューぽんをお供に芸術の秋を満喫しよう!

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[TABインターン] 吉村真里奈: 西洋近代美術を専攻する学生。美術館やギャラリーを巡るうちに、学校では学ぶことができない「今起きている」アートに関心をもつようになる。休日は吉祥寺ArtCenterOngoingのお手伝い。好物はグミ。

TABインターン

TABインターン. 学生からキャリアのある人まで、TABの理念に触発されて多くの人達が参加しています。3名からなるチームを4ヶ月毎に結成、TABの中核といえる膨大なアート情報を相手に日々奮闘中! 業務の傍ら、「課外活動」として各々のプロジェクトにも取り組んでいます。そのほんの一部を、TABlogでも発信していきます。 ≫ 他の記事

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