有田焼の再興を目指す佐賀県とオランダのコラボサイトが公開

【Art Beat News】佐賀県の窯元、国際的に活躍するデザイナーらが共同で商品開発も

In Art Beat News by Art Beat News 2015-02-02

「2016/(ニーゼロイチロク プロジェクト)」のウェブサイトより

佐賀県とオランダが、コラボプロジェクトの一環として、有田焼の再興を目指すウェブサイト「2016/(ニーゼロイチロク プロジェクト)」を公開した。同プロジェクトのクリエイティブディレクターを務めるのは、デザイナーの柳原照弘と、オランダのデザインスタジオの「ショルテン&バーイングス」。佐賀県にある16の窯元・商社(10の窯元・6つの商社)と16組の国際的に活躍するデザイナーと展開している。世界水準のデザイナーの着想や経験値と有田の伝統的な職人技術とを一体化させ、現代の使い手に有田焼を提案することがねらい。

現在、柳原とショルテン&バーイングスを中心として、デザイナーと窯元・商社とが一体となり商品開発を進行中。開発中の商品は、使いやすく機能的な磁器で効率的かつ経済的な手法で制作される低価格帯の「スタンダードシリーズ」と、熟練の技術と工程による最上級の「エディション シリーズ」の2種類。コレクションの全貌は有田焼創業400年記念の年である、2016年春に発表されるという。

本プロジェクトは、有田焼きのブランドである「1616 / arita japan」の成功を受けて始まったもの。同ブランドのクリエイティブディレクターでもある柳原は、陶磁器の可能性を試みた新しい素材を用いながらも、多様な食生活に対応する「スタンダード」のデザインを担当し、ショルテン&バーイングスが「カラーポーセリン」と呼ばれる日本の伝統色を再解釈したシリーズを生み出した。そのコレクションは2012年のミラノで発表され、国際的な評価を受けたという。

「2016/」プロジェクトはその勢いを引き継いだ、より野心的なプロジェクトとのこと。存続さえ危ぶまれる有田の磁器産業が再興すること、重要な技術を継承していくことを目指す。

■ウェブサイト「2016/(ニーゼロイチロク プロジェクト)」
http://www.2016arita.com/jp

執筆:岡徳之(Noriyuki Oka Tokyo

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